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グローバルAP エンパワメントセミナー 第2回・3回を開催

「グローバルAP エンパワメントセミナー」の第2回目が平成28年10月31日に神奈川総合高校で開かれ、関美和准教授がワークショップを進めました。今回は「難民と移民」の問題を取り上げ、参加した高校生24名と高校教員2名と共に議論しました。

まず、事前に配布していたジャパンタイムスの記事を基に、難民と移民の違い、難民が発生する原因、そして日本における難民の受け入れ状況について事実確認を行いました。その後、「日本は難民を受け入れるべきかどうか」について、「受け入れるべき」派と、「現状維持」派に分かれて活発な議論を交わしました。どちらの側もそれぞれによく考えられた発言が続き、現在のアメリカの移民議論も交えて深い考察が行われました。

最後に菅原先生がまとめ役となり、この難民・移民問題と「進歩」と結びつけた議論が行われました。セッション終了後にも考察や会話が続き、生徒にとっても私たちにとっても意義ある時間を過ごすことができました。

グローバルエンパワメントセミナー:セッション3

「グローバルAP エンパワメントセミナー」の第3回目は11月14日に再び神奈川総合高校で開かれ、関美和准教授がリードしました。今回のテーマは「オリンピック」。24名の生徒と高校教員2名が参加し、活発な議論が交わされました。

具体的な議論のトピックは、「オリンピック開催のメリットとデメリット」です。開催地(開催国)にとってオリンピックにはどんなプラスとマイナスがあるのか? 経済面、社会面、文化面など、さまざまな意見が出ました。もうひとつのトピックは「オリンピックの場で政治的な主張をすることは適切なのか?」。ここでは過去の歴史を振り返り、イデオロギーの主張、人種差別への抗議、国家間の軋轢とオリンピックの関わりについて話し合いました。

アメリカ大統領選直後に開かれたセッションだったため、オリンピックの話題から少し離れて、人種の問題、貧富の格差の問題についてのコメントも聞かれました。

高校生たちがこうした時事問題に興味を持ち、堂々と意見を言える場を設けている神奈川総合高校のすばらしい取り組みに参加でき、非常に勉強になりました。

2016.11.21
外国語学部
関美和 准教授