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第7回杏林APラウンドテーブルを開催

第7回杏林APラウンドテーブルが、平成28年11月21日(月)18:00より、杏林大学井の頭キャンパス5階会議室で開催されました。

今回は聖徳学園高等学校、順天高等学校、関東国際高等学校、都立武蔵村山高等学校、都立三鷹中等教育学校、都立青梅総合高等学校、大成高等学校、日出学園高等学校の8校11名が参加し、杏林大学からは、副学長以下、関係者13名が集まり活発な意見交換が交わされました。
 
初めて出席された先生方の自己紹介とスノードン副学長の挨拶の後、稲垣大輔高大接続推進室長が、今年度、今までに実施された高校生向け各種の学習プログラムの実施状況を説明し、参加協力をいただいた高校にお礼を述べました。大学科目のオープン化に生徒を参加させた高校からは、大学の授業の状況が分かり今後の生徒指導への参考になる、今後も着実に高大接続を進めていきたいとの意見が出されました。

続いて、同室長より今年度中に今後実施される予定のIELTS対策講座と受検、日英中トライリンガルキャンプの説明が行われました。 

その後、平成29年度より実施予定のアドバンストプレイスメントについて、スノードン副学長と稲垣室長から、科目リストや応募要項の案について説明が行われました。高校側からは、大学の5限の授業に参加するためには、クラブ活動や高校の各種セミナーを受けていない高校1・2年生の生徒が対象となるので、時間的にも人数的にも難しい面があるとの指摘がありました。また、高校の時間割をアドバンストプレイスメントへの参加を配慮して決めるには、例年3月に時間割が決まるので、調整は非常に難しいとの意見が出ました。

また、夏季集中講座をアドバンストプレイスメントとして単位を与えることができれば高校生の参加も増えそうであるとの高校側意見に対し、大学としては通常の授業で大学の雰囲気等を体験してもらうことがAPの重要な目的でもあるので、夏季集中講座は単位を与えないで修了証を出す方向で考えていると答えました。

MOOCと夏季集中講座を組み合わせれば、単位認定もできるのではないかとのアイデアも高校側から出されました。

一方、複数大学でのアドバンストプレイスメントの実施に向けての大学間の会議が11月30日に杏林大学で行われることに言及し、高校側にも理解を求めました。

次に読みやすく印刷されたルーブリックについての説明に移り、高校側から高校3年生に内容を理解してもらうことはできるが、1・2年生には少し難しいのではないかとの指摘を受けました。できれば、高校1年生から3年生までの成長を知るために全学年に適用できるルーブリックが望ましい、との意見も出ました。これに対し、とりあえず高校3年生を対象として、杏林大学の外国語学部での入試での利用を考えていると稲垣室長はコメントしました。ルーブリックを高校生に試行してもらい、改良につなげることについても、大学側から高校側へ協力の依頼が出されました。

最後に、スノードン副学長の閉会の挨拶で、和やかな中にも活発な意見交換会が終了しました。
なお、次回杏林APラウンドテーブルは、平成29年2月に開催される予定です。


2016.11.22
高大接続推進室