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第10回 杏林APラウンドテーブルを開催

平成29年11月20日(月) 第10回杏林APラウンドテーブルが井の頭キャンパスで開催されました。今回の参加高校は12校で、都立府中東高校、都立調布南高校が初めて参加するとともに、大成高校、聖徳学園高校、関東国際高校、順天高校、藤村女子高校、都立三鷹中等教育学校、都立青梅総合高校、都立武蔵村山高校、都立羽村高校、日出学園高校が集まり、開催されました。


跡見裕学長挨拶のあと、稲垣大輔室長から簡単にAP事業全体の進捗状況の説明があり、その後、今年度すでに実施している多様な高校生・大学生向けの学修イベントの結果報告と高校側からのフィードバックを受けました。 例えば高校では初学者ばかりの中国語では、スピーチコンテンストなどの堅い催しより軽い導入的な機会が良いとの高校側からの昨年度の意見で、今年度は中国語カラオケ大会・吹き替え大会を行ったことが、まず、報告されました。高校側でのグローバルウィークに参加したジェイソン特任講師のワークショップでは、スマホを使った英語学習が行われ、高校生のみならず、教員に対してもこのような学習機会が役立ったとフィードバックを受けました。中国事前研修では、高校生の動機づけに大変役立ち、帰国後のフォローアップもしていただきたい、との要望が出されました。

高校生向けに杏林大学のライティングセンターで行っているライティングセミナーでは、絵葉書、レポート、大学入試の3種類のメニューを用意しているが、その点について高校側の意見を伺いました。例えば、英検のライティング対策的なワークショップだと高校生の目的と合致していているという意見や、そういうテクニカルなものより世界で活躍できる英語力養成の一環としてのライティング指導も必要であり、これらは高校教員が苦手とするものなので杏林大学に期待しているとの意見もありました。さらに、英語が苦手な生徒には、学習のモーチベーションとなる日々の出来事や気持ちなどを書く練習として、絵葉書レベルが良いという意見も多数ありました。また、ライティングだけでなくスピーキングの指導もしていただければ、という要望もあり、幅広いレベルや内容の英語学習の機会提供を期待されていることを再確認しました。一方、いろいろな学習イベントのお知らせを杏林大学から高校にいただいて生徒に周知しても、生徒の反応が思わしくないことも多いので残念な面があるとの現状も報告されました。

その後、アドバンストプレイスメントについては、1月には科目リストや時間割をお送りすることが説明されました。また、高校側から、提携している米国の大学とのあいだでアドバンストプレイスメントの単位互換ができるようにできないか、との質問には、米国は大きな機関が全米的に行っており、現状では無理であると回答しました。一方、国内の単位互換大学が増えることはアドバンストプレイスメントの魅力の向上につながるので、高校側からも関係する大学に話をしていただきたいとの要望が杏林大学から出されました。

各高校の事情も反映された非常に活発な意見交換が行われ、次回は2月に行うことを決め、スノードン副学長の挨拶で第10回杏林APラウンドテーブルは幕を閉じました。

高大接続推進室
2017.11.24