血液内科は40~50床のベッド数を有し,血液疾患全般を扱っています.診療の中心となっているのは,白血病,悪性リンパ腫,多発性骨髄腫などの造血器腫瘍ですが,その他の非腫瘍性血液疾患に関しても,積極的に受け入れを行っています.
平成21年4月現在,専従スタッフは4名と少ないのですが,特殊な血液疾患に対応できる限られた施設としての責任を果たすべく,スタッフ一同フル活動で診療を行っています.
血液疾患の治療に不可欠な造血幹細胞移植は,平成14年の自家末梢血幹細胞移植第一例から始まり,平成20年2月現在,自家移植32例,同種移植13例に達しています.更に,平成19年10月には,骨髄バンクを介した非血縁者間同種骨髄移植の認定施設の資格を取得致しました.今後はより多くの患者さんに移植の機会を提供できるよう尽力していきたいと思います.
杏林大学病院血液内科は,より安全で良質の医療を提供できるよう,今後とも尚一層の精進を続けて参ります.
◆平成20年度診療活動報告書<PDF・165KB>
(赤血球系の疾患)
鉄欠乏性貧血,巨赤芽球性貧血,自己免疫性溶血性貧血,再生不良性貧血,発作性夜間血色素尿症,その他貧血一般,多血症
(造血器腫瘍)
急性骨髄性白血病,急性リンパ性白血病,慢性骨髄性白血病,骨髄異形成症候群,慢性骨髄増殖性疾患,悪性リンパ腫,多発性骨髄腫,原発性マクログリブリン血症,血球貪食症候群など
(出血性疾患)
特発性血小板減少性紫斑病,血栓性血小板減少性紫斑病,先天性血友病,その他の先天性凝固異常症,後天性血友病, von Willebrand病,血小板機能異常症など
病に厳しく、人に優しい医療の実践
1.患者さんの立場に立った暖かみのある医療を提供する。
2.EBM(Evidence-based Medicine)に則り、科学的な視点に立った正しい医療を提供する。
3.リスクマネージメントのルールを遵守した安全な医療を提供する。
4.インフォームド・コンセントを重視した納得できる医療を提供する。
5.常に最新の知識・技術の習得に努め、医学の進歩に基づいた最先端の医療を提供する。
6.医療従事者が立場や職種を超えて協力するチーム医療を実践する。
1.毎日の病棟ラウンド、チーム内討論を充実させ、治療内容の更なる向上に努める。
2.症例検討、勉強会を充実させ、各人の臨床能力の切磋琢磨に努める。
3.安全管理の基本ルールを徹底し、安全な医療の実践に努める。
4.医師・看護師・薬剤師・ケースワーカーなどの合同カンファレンスを充実させ、患者さんの個々の事情に配慮した思いやりのある医療の実現に努める。
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