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当院のドクター紹介

よい関係を築くことが、スムーズな医療を行う上で重要なことだと思います。

6月の「ドクター紹介」は、甲能直幸副院長の登場です。
※甲能教授は2010年4月より病院長に就任しました。

甲能 直幸
名前 甲能 直幸 (こうの なおゆき)
血液型 A型
趣味 スキー(昔はよくしていました)、テニス、ゴルフ(月に1度いくかいかないかですけれど)、神社・仏閣巡り(学会に行った先で、かならず1箇所は巡ります)
専門 頭頸部がん(喉頭、咽頭、舌、耳下腺、甲状腺など)
外来日 【初診外来】月曜日 午前、金曜日 午前
【腫瘍外来(再診)】火曜日 午後
【手術日】月曜日 午後、水曜日、金曜日 午後  
所属 耳鼻咽喉科・頭頸科 教授
プロフィール 昭和23年、東京都目黒区に生まれる。昭和49年慶応義塾大学医学部卒業後、ニューヨーク・マウントサイナイ癌センター、順天堂大学医学部助教授、防衛医科大学医学部助教授などを経て、平成14年杏林大学医学部教授、平成20年副院長に就任し、現在に至る。また、日本気管食道科学会理事長、世界気管食道科学会プレジデントも務めている。

まずは、ご出身から話を聞かせてください。
私は生まれも育ちも東京です。東京から出たことがなくて、地方にいくときはうれしくてしょうがなくなります。駒沢オリンピック公園の横にある国立第二病院で生まれて、東京都世田谷区で育ちました。今は名前が変わって国立病院東京医療センターとなっていますけれど。
実はとても驚いたことがあったのですが、私が医者になって母校の慶応大学病院で研修をしていた時に、オペ室にベテランの看護師さんがいらしたのですが、私の名前を見て「あなた国立第二病院で生まれたでしょ?私があなたを取り上げたのよ。」と言われたことがありました。その看護師さんは、私が生まれた当時に第二病院で働かれていたそうで、私の名前が変わっているので覚えていたそうです。不思議な縁を感じましたが、それ以来なんだか首根っこをつかまれたようにその看護師さんには頭が上がらない気持ちになりました。

医師を目指した理由を教えてください。
それを聞かれるといつも困ってしまうのですが、明確な意思があったわけではありませんでした。父が耳鼻科医をしていまして、その姿を見てなんとなく医師になると決めていました。
けれど、中学生のときまでは素直にそう思っていたのですが、高校生になった反抗期の時期に、そのまま親と同じ医師になるのはなんだか癪に触る気がして建築家になりたいと思ったときがありました。物を創造して作ることに魅力を感じて、建築家に憧れました。私は慶応大学の附属校に通っていたのですが、慶応大学には建築科がないので、建築学科がある他大学を受けるため、高校2年生のときに受験勉強をしていました。でも親はやはり自分の後を継いでもらいたいと思うものなのか、そんな私の姿を見て父は、「好きなものになれ。でも親というのは息子に後を継いでもらえるのはうれしいものなんだよなぁ」と改まるわけではなくちらっと言ってきました。そうすると確固たる信念を持って建築家になりたかったわけでもないので、「ああ、そうかぁ。」となんだか聞いてしまいました。
実は専門にする診療科を決めるときも同じでした。外科系に行くことは決めていて、その中でも泌尿器科などに行こうと思っていたのですが、父から「何科になれとは言わないけれど、子供に継がれるのはうれしいものなんだよなぁ」とまたぼそっといわれました。結局、父と同じ耳鼻科に進んでしまいました。今思うと、うまくコントロールされていたのかなと思います。

医学生時代
(2列目の一番左です)

(向かって左から2人目です。)

学生時代の思い出を聞かせてください。
学生時代はスキーに夢中でした。高学年になるとポリクリ(Poliklinik:外来臨床実習)が忙しくなってあまり行かれなくなってしまいましたが、スキー部に所属していたので冬になると志賀高原によく行っていました。1泊2食付で800円という安い宿があって、友達と冬休み中泊まって、朝から晩まで滑っていました。お正月もスキー場で過ごしていました。スキーで怪我をしたことがあって、肩を脱臼したときは大変でした。ストックをついたまま転んで、どうなったかよくわからなくて、とにかく息ができませんでした。すぐに友達の運転する車で東京まで帰ったのですが、車が揺れるたびに痛みが走って辛かったです。折れてはいなかったのですが、じん帯が傷ついていて1ヶ月以上固定していました。あれは本当に痛かった思い出です。
医者になってからは出張に出た病院の近くにゴルフ場があったこともあって、ゴルフ狂になりました。時間を見つけてはゴルフ場に出向いて、年に70回くらい行った時期もありました。いまでもゴルフはやっていますが、最近は忙しくて今年はまだ1度も行かれていません。

大学時代の写真です。

研修医時代ですが、西伊豆でスキューバダイビングをしたときの写真です。

耳鼻科はどのような診療科ですか?
思っていた以上に外科的な診療科だと思いました。耳鼻科はどのような診療科か知らない人が多いのですが、手術をしたり、平衡機能の疾患も担当する診療科です。NASAに留学して平衡機能の研究をしている人もいます。私はがんの基礎的な研究(腫瘍学)を1985年から専門にしていたのですが、そのようながん研究にも耳鼻科は関わっています。とても裾野が広い診療科だとわかりました。学ぶことが多くあって、耳鼻科医になってものすごくよかったと思っています。

耳鼻科では嗅覚、味覚、聴覚の視覚以外の感覚器を扱っています。息をしたり、ものを食べたり、話をしたりという、人が人らしくあることにかかわりの深い重要な診療科だと思います。いかに患者さんのQOL(quality of life:生活・人生・生命の質)を保ちつつ治療するかがトピックスになっています。私の診療科のがん治療では、必要なときは手術を行いますが、まず機能を温存する方法で放射線と抗がん剤を併用した治療を行って、効果がよくない場合には手術をするようにしています。機能の低下を最小限にとどめて、機能の保持を尊重してがん治療をおこなっています。

医師になってうれしかったことは?
もう20年か25年も前ですが、喉にがんができた女性の治療をしたことがありました。最近その方が、私が杏林にいるのをどこかで知って、ご自分で作られたお茶をお土産に静岡から私を訪ねてきてくださいました。治療をした当時は放射線と抗がん剤を併用した治療があまり行われていなくて、その方は他院では喉を全て切除しても助かるかわからないと言われていたそうです。けれど子供がいて、がんは治したいけれど、声も残しておきたいと願っておられました。私のところで行った放射線と抗がん剤の治療がよく効いて、その方は声を残したまま元気になられて、大変感謝していただきました。治療をしてからかなり時間がたっていますが、今になってもそうして訪ねてきていただけたのが、最近ありました医師になってうれしかったことです。

医師になって困ったことはありますか?
困ったことに結びつくかわかりませんが、当直のトラウマです。夜に家で寝ているときに救急車のサイレンが聞こえると目が覚めてしまいます。いつも熟睡できていない感じがしています。海外に行ったときや乗り物の中ではすぐに眠れてしまうので、きっと普段は当直のトラウマが残っているのだと思います。あとは、子供が小さいときに、私が30代前半の頃ですが、帰れなかったり、夜遅くまで仕事をする日が続いていたせいで子供に会う時間があまり取れませんでした。朝に子供と会うと「パパ、また来てね。」といわれていたのが困りました。マンションに住んでいたので、あれは辞めさせなければと思っていました。

杏林大学病院について感じることを一言。
杏林大学病院に来て6年目になりますが、ここ最近急速に成長して発展していると思います。病棟の建て替えだけではなくて、内部的なことが充実してきているのを感じます。特に他の診療科や事務との関係やコミュニケーションがよくて、わからないことがあったらすぐに聞くことができます。職種や専門の垣根を感じないことは、組織がうまく機能している証拠で、重要なことだと思います。このまま続くと、杏林大学はもっとよい病院になっていくと思います。組織の中にいるのに更なる発展が楽しみで、期待しています。

患者さんに一言メッセージを。
最近は患者さんと医師の接し方や関係が、どこかよそよそしくて、いい関係が取れていないように思います。お互いの立場や人格を認め合って、垣根を越えてフレンドリーな関係が構築できるとうれしいと思います。人同士、肩肘張らずに尊重し合ってよい関係を築くことが、スムーズな医療を行う上で重要なことだと思います。

最後に、甲能先生の座右の銘をお願いします。

多摩(玉)磨かざれば、光なし

人は如何に才能があっても、一生懸命努力をして磨かなければ駄目だという意味です。杏林大学病院の位置する多摩地区に掛けてよく書く言葉です。


お気に入りの写真

これまで様々な学会に出席しました。著名な方と出会える学会先で撮影した写真が、お気に入りの写真です。

【第15回世界気管食道科会議の写真】
3月30日―4月2日に京王プラザホテルで第15回世界気管食道科会議が行われました。この会議は杏林大学医学部耳鼻咽喉科教室が主催し、世界50カ国より1400人を集めて開催しました。

会長招宴で次期会長(ドイツ、ヘルマン教授)に学会旗をハンドオーバーしました。

第15回世界気管食道科会議の会長挨拶です。

世界各国の重鎮と共に写真を撮りました。


【ニューカレドニアの国際学会】

医局員とニューカレドニアのきれいな海の前で撮った写真です。


お知らせ

平成20年6月14日(土)、甲能副院長が公開講演会を行います。

【テーマ】 あなたの睡眠は大丈夫?睡眠時無呼吸症候群が引き起こす疾患
【日 時】 平成20年6月14日(土)13:30−15:00
【場 所】 杏林大学 三鷹キャンパス大学院講堂(第2病棟4階)

詳しくは、右のリンクをご確認下さい。

甲能副院長の診療科詳細は、右のリンクをご参照ください。

≪取材担当≫
企画運営室
病院庶務課
広報・企画調査室







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