第45回桐朋学園院内コンサートを開催

作成日時:2010年07月17日

 桐朋学園大学音楽学部による院内コンサートが7月10日(土)、外来棟1階の待合ホールで行われました。  桐朋学園のご厚意で11年前に始まり、45回目を迎えたこの日のコンサートではヴァイオリンとピアノによる演奏で、ブラームスのワルツ集やハンガリー舞曲集からの曲の連弾、ヴァイオリン&ピアノの協奏でエルガーの「愛の挨拶」やアイルランドの伝承曲「ロンドンデリーの歌」など、優雅なクラシック曲の数々が披露されました。 曲と曲の合間には桐朋学園大学前学部長の玉置義己教授がそれぞれの曲のエピソードなどを紹介し、教授自らベートーベン作曲・ピアノソナタ『月光』を演奏されました。 また今回は同学園の高校生が初めて参加し、3年生の橋本健太郎さんと大政夏穂さんがエネルギッシュで美しい調べを奏で、盛んな拍手を浴びていました。 会場には、ベッドに寝ている状態で家族に付き添われた患者さんや病棟から車イスでいらした患者さん、それにお見舞いに来院された方など、満席に近い200 名を超える人が詰めかけ、名曲の数々に目を閉じたりリズムに合わせて足を動かしたりしながら静かに聴き入っていました。 演奏を終えて、桐朋学園・小柳敏志理事長からご挨拶をいただき、患者さんからの「入院患者にとって食事以外の楽しみは少なく、このようなすばらしい生演奏を聞くことができ、たいへん癒されました」という感謝の手紙をいただいたことを紹介し、今後もコンサートを続けていきたいと結ばれました。 次回の院内コンサートは10月9日(土) に開催される予定です。                                  
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