第63回 桐朋学園院内コンサートが開催されました
~木管五重奏によるクリスマスの調べ~

作成日時:2014年12月22日

 クリスマスを間近に控えた12月20日(土)、桐朋学園大学音楽学部による院内コンサートが外来棟待合ホールにて開催されました。このコンサートは1999年7月から毎年4回、桐朋学園のご厚意により行われています。
 毎回好評を博している本コンサートは、今回も入院患者さんやお見舞いの方など約130名が雨の降りしきる中、会場に集まりました。
 第63回となる今回は、松澤美保奈さん(フルート)、金 仙亜さん(オーボエ)、青木 萌さん(クラリネット)、
佐藤友架さん(ホルン)、牧野裕美さん(ファゴット)に出演いただきました。
観客の期待が高まる中、一曲目にモーツァルトのオペラ「魔笛」序曲が演奏され、続いてJ.S.バッハの「カンタータ 第140番“目覚めよと呼ぶ声が聞こえ”」、パッヘルベルの「カノン」、ダンツィの「木管五重奏曲 変ロ長調 第1楽章」が演奏されました。曲の合間には、演奏者から初心者にもわかりやすく作品の解説などありました。続く曲は“冬のうたメドレー”と題して、「たき火」「冬景色」「ペチカ」「雪」といった馴染み深い童謡などの曲が演奏され、入院患者や子どもなど、手を叩いてリズムを取りながら曲を楽しむ姿も見られました。その後、イベールの「木管五重奏のための3つの小品より 全楽章」が演奏され、曲目は終了となりました。
 プログラムの終わりに、本学園の松田博青理事長より、演奏者や桐朋学園の小柳敏志理事長、玉置善己理事、小野 潔演奏課長をはじめ関係者の皆様へ長年に渡るご厚意に謝辞が述べられました。桐朋学園の小柳理事長からは「年も瀬となる忙しないこの時期に、演奏を通して皆さまに、ひと時でもゆったりと楽しんでいただけたら何よりです。どうか、お体をお大事に、よい年をお迎えください。来年もぜひ本学生の演奏をお聴きください」と話がありました。
 松田理事長によるアンコールのリクエストを受け、クリスマスの楽しいメドレー曲として、「キヨシこの夜」「ジングルベル」などが演奏され、明るく温かい雰囲気の中、コンサートが終了しました。
 その後も、入院患者さんやお見舞いの親子連れなどが演奏者を囲み、楽器の音色を聴かせてもらうなど、熱気は冷めやりませんでした。
 次回のコンサートは4月4日(土)の開催予定です。皆さまのご参加を心よりお待ちしています。