世界初 新型超高精細CT スキャナを導入

作成日時:2017年05月12日

 外来棟地下1階放射線科に新型超高精細CTスキャナ装置「Aquilion Precision」を世界で初めて導入し、4月から運用を開始しました。
 このCTスキャナは、従来最も薄いとされていた撮影スライス厚0.5mm間隔の半分となる0.25mm間隔の検出器を備えています。検出器の列数は160列で、高精細な画像を一度に広範囲で撮影することが可能となりました。
 放射線部似鳥俊明特任教授は、「このCTスキャナで画期的な空間分解能の向上が得られ、CTの世界では夢であったものがようやく実現しました。微細構造の描出を可能にし、病巣の早期発見、正確な診断に大きく寄与することが期待できます」と話しています。



従来のマルチスライスCTによる断層画像(左)との比較。
超高精細CT画像(右)の鮮明さが際立つ