付属看護専門学校生がキャンドルサービスで病棟訪問

作成日時:2017年12月18日

 クリスマスが間近となった12月14日(木)夜、本学医学部付属看護専門学校の学生達が当院の病棟を訪問し、キャンドルサービスを行いました。
 このキャンドルサービスは、学生達が日頃臨床実習でお世話になっている患者さんへ感謝の意を込めて毎年行っているものです。今回は1年生から3年生まで、約140名の学生達が5つのグループに分かれ、当院の各病棟(第1病棟、第2病棟、第3病棟、中央病棟、外科病棟)を「もろびとこぞりて」「ひいらぎ飾ろう」などの賛美歌やクリスマスソングを合唱しながらフロアを周りました。
 通路に合唱の声が響くと、患者さん達は病室から出てきて、キャンドルライトを手にした聖歌隊の行進に笑顔で見いっていました。起き上がれない患者さんへは、学生がベッドの傍まで歩み寄り、賛美歌を披露する姿も見られました。また、サンタクロースやトナカイに扮した学生達は、全学生で一枚一枚手作りしたクリスマスカードを患者さん達に手渡していきました。「このひと時があなたにとって安らぎとなりますように」などと書かれたメッセージを受け取ると、「こんな機会に出合えてよかった。涙がでそう」と顔をほころばせる患者さんや「病気は常に不安との戦いでもあります。ほっと心の温まるひと時をいただけるととても嬉しいものです」と話す方もいました。
 キャンドルサービスが終了すると、1ヶ月以上前から準備をしてきたという学生達は、達成感と安堵感で笑顔に包まれていました。2年生の中には、「患者さんがひと時でも安らぐ姿を見て、日ごろから患者さんに寄り添える看護師になりたいという思いを新たにしました」と決意を語る人もいました。