中国の麻酔科医訪日団が付属病院のICUを視察

作成日時:2018年05月10日

 中国の麻酔科医訪日団の一行が、ICUの視察や鎮静麻酔薬の臨床状況などについて情報交換するため5月8日(火)、医学部付属病院を訪問しました。
一行は中国各地の大規模な病院でいずれもICUの責任者を務めている16名です。
 はじめに齋藤英昭副院長が当院の概要について説明し、次いで麻酔科学の萬知子教授が当院の各ICUの仕組みやそれぞれの役割などを説明しました。
 その後、一行はCICU、SICU、HCU、SCUといった集中治療室や手術室を視察しました。
 視察後には、萬教授がICUで使う鎮静麻酔薬の臨床状況について説明しました。このなかでは、各ICU毎の薬剤の使用量や使用事例、使用のガイドラインなどについて解説しました。
 説明の後、一行からは「ICUや一般病棟などで看護師の待遇は違うのか?」「ICUではどのような治療を行なうのか」などの質問が出されていました。
 また一行からは、ICUの中での対応について、「意識がない患者に対しても、患者最優先の環境作りをしている点がすばらしい」、「医師や看護師、リハビリスタッフなどのチームワークが緻密で、早期のリハビリを実施できている点に感心した」などの感想が聞かれました。