「描くことは生きる力」 院内ギャラリーで作品展を開催

作成日時:2019年05月13日

 第2病棟ギャラリーアートスペースでは、5月1日(水)から「描くことは生きる力、楽しい時間」と題した作品展を開催しています。
 今回の展示者は花島愛弥さん18歳です。花島さんは、自閉症という重い知的障害を抱え、困難に直面する場面が多くありますが、唯一自由に表現できるのが絵の世界です。下書きもせず、消しゴムも使わず、心にあるままを描いた作品は、花島さんの生きる力となっています。
 会場には、花島さんの大好きな動物たちが生き生きと描かれた絵や絵日記、これらの絵をもとに製作された可愛らしいカバンや巾着など全44点の作品のほか、過去に感覚過敏による強いショックで絵が書けなくなってしまってから回復するまでに描かれた絵も展示されています。
 花島さんのご両親は、「気持ちの浮き沈みやパニックを起こしてしまうこともある日常ですが、絵は明るく楽しいものを描いています。自分にとっての癒しとして描いているのかもしれません。そんな絵が、見てくださる方々の癒しや気分転換の助けになれば嬉しいです。また、自閉症の一例を見ていただくきっかけになればと願っています」と話しています。
 展示は6月1日(土)まで行われます。来院された際には、ぜひお立ち寄りください。

 
 
                             花島さん