精神神経科 二田作業療法士が東京都作業療法学会で優秀口述賞を受賞

作成日時:2019年08月22日

 7月7日(日)に井の頭キャンパスで開催された「第16回東京都作業療法学会」で、精神神経科所属の二田未来作業療法士が優秀口述賞を受賞しました。
 二田療法士の演題は、「就労支援事業につながった自閉症スペクトラム障害傾向のある一例 -外来精神科作業療法での支援-」で、精神神経科外来での作業療法の効果を、症例報告でまとめたものです。当科外来での作業療法は2年前から開始され、対象者は社会性が低下している状況から、この作業療法を行うことで、就労支援事業や作業所への通所、さらには復職までも果たしてきました。この受賞によって、対象者の社会生活機能の向上に対する外来精神科作業療法の果たす役割に、さらに期待が高まるものと考えられます。
 二田療法士は、「学会発表は日々の臨床を振り返る機会となった上、受賞によりさらなる自己研鑽への思いを強くすることができました。何よりも、医局の先生方や病棟スタッフ、作業療法部門の皆様にご指導いただいたことが、今回の受賞に繋がったと感じております」と話しています。今後の二田療法士の益々の活躍を期待しています。


渡邊教授と二田作業療法士(右)

精神神経科教授 渡邊衡一郎