2004年6月29日
在学生のみなさんへ
学長 長澤俊彦
学生の授業評価実施に関するお願い
大学の改革は時代の流れです。そうした中にあって教員は全員プライドを持って授業をよくしようと努力しています。しかし諸君の要望・意欲などとのミスマッチが起こっているかもしれません。それを埋める手段の一つとして「学生による授業評価」を今セメスター末に行います。二セメ以上の学生諸君は、昨年秋学期に第一回目に協力してもらいました。その結果の一部は大学のホームページ、図書館に置かれた冊子で公表しました。また教員がそこから得た教訓が春学期の授業に生かされているはずです。
この調査は杏林大学の授業の質を高め、学生諸君の授業理解・意欲を向上させる手段の一つとして行うものです。そのためには諸君の協力が不可欠です。授業をよりよくしようとする真摯な態度でこの授業評価アンケートに答えてくれなければ、目的は果たされません。間違った回答は間違った結論につながるからです。(君たちに責任があって)叱責された教員に対する“復讐”のチャンスではありません。匿名性に隠れて「なにを書いてもいい」という態度はもちろん教員を傷つけます。しかし真の被害者は、間違った指針に導かれた教員に教えられる君たち学生諸君ではないでしょうか。
こうした学生諸君と教員双方の努力はかならず豊かな実を結ぶものと確信しています。