杏林大学硬式野球部、東京新大学野球1部に昇格
 この度、私たち杏林大学硬式野球部は東京新大学野球連盟(加盟22校)2部リーグにおいて優勝し、6月19日、20日、流通経済大学グラウンド(茨城県牛久市)で1部最下位校の東京都立大学との1部昇格の入れ替え戦に挑みました。
 結果は2勝0敗と勝ち越し、見事1部昇格を決める事ができました。

 振り返れば、昨年の秋季リーグで2部に降格し、皆が涙を呑んだことを鮮明に覚えております。
 この悔しさをバネに今年の2月からリーグ戦+入れ替え戦で「12連勝!」をスローガンに掲げ、たくさんの汗を流してきました。
 2月のキャンプ(強化合宿)では、野手は今までに振ったことのない回数の素振りを行い、投手もただひたすらに走り、投げ込んできました。
 皆、目標に向かって自分自身を厳しく追い込みました。3月になり、練習の成果を試すオープン戦では、数々の強豪大学にひけをとらず良い試合をしてきました。

 いよいよ4月、開会式を迎え皆、初戦に向けてより一層練習に身が入ってきました。
 オープン戦では良い結果が出ていたので、予想では圧倒的な強さで杏林大学が優勝すると部長、監督、コーチ、OB、部員一同、誰もがそう思っていました。
 しかし、リーグ戦に入ってみると、目に見えない緊張感があり苦戦を強いられることになりました。 目標の「12連勝」とはいかず、10勝2敗という結果でした。

 そして迎えた1部昇格の入れ替え戦では、初戦は1対0で投手戦を、第2戦では投打に渡り相手を上回り、12対3と2連戦を制することができました。

 我々野球部は他大学野球部とは違い、文武両道を目指して活動しているので、4月からは授業の関係で全員揃った練習が満足にできませんでした。
 部活に出られない部員は授業終了後、自主的に練習し補ってきました。
 そういった環境の中での2部優勝と入れ替え戦での勝利は皆にとって良い思い出となり、さらに、これから1部で戦っていく上で大きな自信となるであろうと確信しています。

 最後になり恐縮ですが、杏林学園の教職員の皆様、OB、父母の方々、これまで杏林大学硬式野球部を応援してくださり、本当にありがとうございました。感謝の気持でいっぱいです。

 全日本選手権「神宮大会」を目指し、日々精進していきたいと部員一同決意を新たにしております。
 今後とも、ご支援をよろしくお願い致します。

(杏林大学硬式野球部 主務 佐藤 健志・総合政策学部3年)
2004.7.22