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衛生学公衆衛生学
桜井助手、日本運動生理学会「若手優秀発表賞」受賞
 平成17年7月30-31日、東京都目黒区の東京工業大学で開催された第13回日本運動生理学会大会において、医学部衛生学公衆衛生学教室の桜井拓也助手は、40歳未満の若手研究者を対象とした若手優秀発表賞を授与しました。桜井助手の研究が応募のあった41題から選考された4題の中の1題として選ばれたものです。

 「腫瘍壊死性因子α(TNF-α)が誘導する脂肪合成関連遺伝子の発現に及ぼす運動トレーニングの影響」と題する桜井助手の研究は、運動トレーニングによってラット脂肪細胞における TNF-α のオートクリン作用が増強される可能性を見出したものです。
 すなわち、運動トレーニングによって脂肪細胞で TNF-α が関与すると考えられる抗アポトーシス遺伝子・ inhibitor of apoptosis protein 2(IAP2)の発現が増加し、一方、脂肪合成関連遺伝子・ fatty acid synthase(FAS)およびacetyl-CoA carboxylase(ACC)の発現は低下することを示し、運動トレーニングの肥満改善に対する有効性のメカニズムを具体的に提案したもので、大きな社会問題となっている生活習慣病対策に繋がることが期待される基礎研究です。

2005.9.7
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