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杏林大学外国語学部教授 岩ア公生 |

制服が全員よく似合っています |
今年で5回目を迎える帝国ホテル実習は、8月22日から26日までの5日間にわたって実施された。参加学生は3年生6名、2年生4名であった。
年々就職活動が早まる傾向にある状況下で2年生時にインターンシップを経験して、意識付け、動機付けの機会とすることに大きな意味があると考えている。
今回の帝国ホテル実習は例年通り、人事部、宿泊部、レストラン部、営業部、外販事業部、調理部、企画部、管理部など多岐にわたる部門の協力を得て行われたが、今回初登場のものは営業部宴会サービス課による講義/見学、および管理部による〈ホテル資材の調達およびインベントリー業務〉に関する講義/見学であった。
【実習の概要】

スイートでベッドメーキングの実習 |
以下に、学生たちが受講した内容を付記しておく。
・帝国ホテルの経営理念と9つの行動基準についての講義
・帝国ホテルの「おもてなしの心」についての講義
・帝国ホテルが求める人材とは(人事部長の講義)
・ビジネスマナーの実技指導(スマイル、会釈、歩行、着座姿勢、モノの授受)
・電話交換室見学と発声指導
・VIP専用諸施設の見学とVIPスイートにてベッドメーキング体験
・レストランの運営内容についての講義、およびテーブルサービスの実技指導
・ホテル業界の動向と帝国ホテルの経営戦略について、および帝国ホテルの環境保護対策について(企画部課長の講義)
・宴会業務についての講義とチャペル、ボール・ルームなど諸施設の見学
・営業部の役割と運営についての講義
・パン工場とペストリー工場の見学
・資材調達・管理業務についての講義とワインなど食料・備品倉庫の見学
・新装のフレンチ・レストラン「レ・セゾン」にて、フルコース・ランチをとりながらテーブルマナーの実践

レ・セゾンでのテーブルマナーランチ |

ペストリー・キッチンの見学 |
【実習の成果】

ゴジラのように元気で強くあれ |
帝国ホテル各部の管理職講師が共通して説くことは、コミュニケーションの重要さである。
同社の行動基準は、「挨拶・清潔・身だしなみ・感謝・気配り・謙虚・知識・創意・挑戦」の9テーマであるが、そのなかで円滑なコミュニケーションを図るうえでもっとも重要なものは「挨拶・感謝・気配り」の3つであろう。
簡単なことに思えてじつはそうではない。毎朝起きたとき同居家族がいれば、「お早う」という言葉を発声しているだろうか。帰宅して「ただいま!」と元気よく声かけしているだろうか。
挨拶は先手必勝と言われる。相手の挨拶を待っていてはいけない。食事をいただくとき、親または神に感謝して「いただきます!」と言っているだろうか。出入り口で後続するひとのためにドアを押えてあげる気配りができているだろうか。以上のことがらは簡単にできることであるが、実際にはあまり実践されていないのではないか。要は気持ちの問題であり、そういった行動に慣れ親しむことが必要だ。
研修は終わってしまえばわずか5日間の短い期間であったが、都心の日比谷まで八王子近辺から電車を乗り継いでラッシュアワーを通勤することは、日ごろ経験がないだけに父や母の通勤がいかに厳しいことであるかを思いやる機会となったようである。両親に感謝する心を形に表すことができるようになってくれたらこのうえない喜びである。
3年生時の就活はこの秋に始まる。実習で学んだことを忘れずに実践していただきたい。2年生に対しては、実習中に気づかされた自分自身の強みと弱みについて強みをさらに強化し、弱みを少しでも克服するよう努力して欲しいと願っている。 |
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≪学生の声≫
帝国ホテルから学んだこと |
| 外国語学科4セメスター 奥井 由里子 |
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私は帝国ホテル実習に参加する前からずっと疑問に思っていたことがありました。それは、「ホスピタリティ論」受講のときも、事前にホテルへ下見に行ったときも、実習に参加してからも、帝国ホテルから講義に来た先生方や帝国ホテルの人たちの笑顔がどこか自分の笑顔とは違うと思ったことです。
どこか温かみのある笑顔。なぜ私は帝国ホテルの人の笑顔を見るとほっとするのだろうとずっと疑問に思っていました。
しかし、実習に参加していくにつれてその理由が、ひとつひとつの動作に心が込められていて、心から私たちにホスピタリティについて教えたい、お客様をもてなしたいという思いが自然と顔にも出てきているからであることを知りました。
このたび5日間の実習を通して、サービスをするうえでいかに心を添えることが大事か、人と人とのつながりの重要性がどれほど大事かを知ることができました。
私は以前から人を喜ばせたり、人の役に立ったりすることが好きだったのですが、今回の研修で人のために役立ちたいと思える人はホテルで働くことに向いていることを知り、さらにこの長所を伸ばしていきたいと思います。
この研修に参加して、ふだん学校では経験することのできない見学と実践の機会に恵まれ、また職場で働く人たちの生の声を聞くことができとてもよい経験ができたと思います。
今回の貴重な体験を絶対、将来に役立てるつもりです。 |
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| 帝国ホテルインターンシップに参加して |
| 外国語学科4セメスター 河野 麻友 |
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この5日間で本当に多くのことを学び、吸収できました。サービス業で大事なものは、1:ホスピタリティ、2:コミュニケーション、3:チームワークであると教わりました。
お客様に常に「気配り、心づかい」をし、お客様だけでなく従業員ともコミュニケーションをして、チームワークの力を強めていき、そして従業員の一人一が「帝国ホテルの9つの実行テーマ」である『挨拶・清潔・身だしなみ・感謝・気配り・謙虚・知識・創意・挑戦』をいつも忘れずに働いていることを、見学先で出会ったスタッフの方々や講義をしていただいた方々、そして帝国ホテルで働く全ての方々から、実際自分の目で見てお話を拝聴させていただいて、頭ではなく身体で実感しました。
その中でも、『挨拶・感謝・気配り』は特に重要だと学びました。挨拶で始まり挨拶で終わる。どんなお客様でも感謝の気持ちを忘れない。そして常にお客様に気配りをして、今お客様が何を求めているかを瞬時に判断できるスタッフに将来なりたいと強く思うようになりました。
私は2年生で、就職活動が来年から始まります。帝国ホテルの研修を受ける前は、将来接客業に就きたいという漠然とした夢を持っていました。
ホテル業というとフロントや客室というイメージが強かった私ですが、今回営業部や外販事業部の方のお話を拝聴させていただいてとても興味を持ちました。
表側だけでなく裏側で『帝国ホテルらしさ』を追求していることを知ってからは、やってみたいという気持ちが少しずつ芽生え始めたので、研修で得たものを将来に役立てていくつもりです。
私は2年生でこの研修を受けることができて本当に嬉しく思っています。普段では経験できないことをさせていただき、心から感謝しています。本当にありがとうございました。 |
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| 帝国ホテル実習で学んだこと |
| 外国語学科6セメスター 宮下 遥 |
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帝国ホテルで働いている方々は皆さんお客様に対する気遣い、思いやり、おもてなしの心を大切にしているのだと感じました。
働いている皆さんの目がキラキラ輝いていたのがとても印象的でした。それは自分自身の仕事に誇りを持っているからだと思います。
お客様と対面して働いている方々はお客様に夢を与えており、バックで働いている方々はお客様の夢を支えているということを知りました。
また、チームワークが一番大切であることも分かりました。私も将来お客様が満足してくれるような仕事、また自分にとってやりがいがある仕事に就くことができたらいいなと思っています。
帝国ホテルで働いている方々のように私も目をキラキラ輝かせるようになりたいです。
しかし私はアルバイト先でお客様と接するときに、まだまだお客様の気持ちを分かっていないときがあります。お客様の気持ちが分かるようになるまでには多くの時間や年月が掛かるとは思いますが、常に自分の中で探求していきたいです。
帝国ホテルで学んだことを忘れずに、これから先の自分の人生や就職に活かせればと思っています。 |
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2005.9.20 |
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