杏林大学公開講演会

エコノミークラス症候群をどう防ぐ

杏林大学医学部心臓血管外科講師 細井 温

 長時間の飛行機旅行後に発生する静脈血栓症、肺塞栓症はエコノミークラス症候群と呼ばれており、近年の航空機を利用した海外旅行者の増加やマスコミの報道などにより本症に対する社会的関心が高まっています。

 エコノミークラス症候群の発生には、長時間坐位などの航空機内の特殊な環境に加えて、旅客がもともと有している静脈血栓塞栓症の発生リスク(肥満、高齢、妊娠など)が複雑に関与しています。

 講演では、本症候群の歴史的背景や病態生理、発生頻度、診断の方法、予防と治療などについて概説します。

●講師略歴●

平成元年 東京大学医学部医学科卒業
平成10年 東京大学血管外科助手
平成12年 英国Imperial College (St Mary’s Hospital) に留学
平成14年 杏林大学心臓血管外科助手
平成16年 同学内講師

日時 平成17年 9月17日 (土)    13:30〜15:00      
会場 杏林大学三鷹キャンパス・大学院講堂(第2病棟4階)
入場無料・申込不要
杏林大学広報・企画調査室