杏林大学公開講演会
八王子学園都市大学

小児外科からみた最近多い赤ちゃん、子供の病気
―出生前診断から被虐待児の治療まで―
杏林大学医学部小児外科教授 韮澤融司
(にらさわ ゆうじ)
 一般にはあまりなじみのない小児外科という分野は15歳までの子どもたちの外科的な病気を診断・治療しています。
 最近では産科分野での診断能力の進歩に伴い、生まれる前から胎児の病気が診断できますので産婦人科や新生児科の医師と共同で赤ちゃんの出生直後から治療を開始することで効果を上げています。
 また最近話題になっている被虐待児では腹部の臓器に損傷がある場合が多く、虐待をうけた子供達の治療も私どもの重要な仕事です。
 このようにいろいろな病気の診断・治療を行っている小児外科を紹介させていただきます。
●講師略歴●
昭和51年慶応義塾大学医学部卒業。直ちに外科学教室に入局
昭和54年初期研修終了後、慶応義塾大学医学部外科学教室で小児外科を専攻
昭和58年〜60年アメリカ合衆国ミシガン州立大学留学
昭和61年杏林大学医学部小児外科助手
昭和63年杏林大学医学部小児外科講師
平成4年杏林大学医学部小児外科助教授
平成11年杏林大学医学部小児外科教授、現在に至る

日時 平成17年 9月 3日 (土)    13:20〜14:50      
会場 八王子市学園都市センター・イベントホール(12階)
入場無料・申込不要
杏林大学広報・企画調査室 
 財団法人 八王子市学園都市文化ふれあい財団