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新任教師紹介
客員教授 湯下 博之 (国際関係論、国際法特論(院))


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年前迄、40年間にわたって外交官をしていました。その間、英国、インドネシア、米国、タイ、カナダ、中国、ベトナム、フィリピンの8ヵ国にある大使館で勤務し、英国ではオックスフォード大学で2年間の研修もしました。また、1968年と69年にはウィーンで開催された条約法条約の採択会議に担当官として出席し、1984年から86年にかけては外務省海洋法副本部長として海洋法関係の種々の国際会議で日本の代表を勤めました。

こういった経験を踏まえて、学生の皆さんに生きた国際社会や国際法を学んでいただき、これからの日本及び日本人にとって極めて大切な国際感覚を身につけ、国際社会についての基本的理解や国際社会との賢明な接し方を体得していただけるよう、私なりに努力したいと考えています。

3年前から、川村学園女子大学で国際関係論を、また、群馬大学の集中講義で国際法を、いずれも非常勤講師として講義してきました。

杏林大学では、今春から大学院国際協力研究科で国際法特論の講義を始め、今後は社会科学部・総合政策学部で国際関係のゼミを担当します。

ゼミのうち基礎ゼミでは、第二次世界大戦後の主要な国際関係上の出来事について学び、その後のゼミでは、日米、日中関係等を踏まえつつ、東南アジアを中心に、アジア太平洋地域の動向と日本のあり方を学ぶ予定です。