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■□■杏林大学医学図書館ニュース■□■ 第61号 2017.6.1配信

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□Contents□
■ご挨拶■ 
■図書館からのお知らせ■ 
■お勧め図書■ 
■図書館課長の気ままな報告■ 
■図書館員のひとりごと■ 
■編集後記■ 

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■ご挨拶■
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この季節に近所の道を歩くと、高校の敷地内に植えられたつつじが格子柵からひょこひょ
こと顔をのぞかせて、通行人を楽しませてくれます。特に雨上がりには花も葉もその艶を
増すようです。あまりきちんと刈り込まれるとはみ出さなくなって、その楽しみがなくな
ってしまうので、大らかなままでいてほしいものです。
図書館の窓から見るキャンパスの緑もおすすめですよ。梅雨の時期ならではの鮮やかな緑
をお楽しみください。

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■図書館からのお知らせ■
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・水分補給は大切ですが容器にもお気遣いください
図書館内は密封容器の飲み物(水筒、ペットボトル)であれば持ちこむことが出来ます。
ローソンのカフェラテやスターバックスのフラペチーノは図書館の外で味わってください。
館内の環境保持にご協力よろしくお願いいたします。

・冷房のスイッチはセルフサービスで
図書館地上階では、暑い時、寒い時、セルフサービスで冷房の入切強弱の調節をしてくだ
さい。
また、床面設置のファンコイルを優先してご使用くださいますようお願いいたします。

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■お勧め図書■
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『知っておきたい化学物質の常識84 : なんとなく恐れている事故や公害から、"意外と正
体を知らない"家庭用品まで / 左巻健男, 一色健司編著. -- SBクリエイティブ, 2016. -
- (サイエンス・アイ新書 ; SIS-368).』
(請求記号 : 574:Sh92 / 資料ID : 0010363158)

料理人を主人公にした時代小説を読んでいたときに、紫陽花の葉や茎には毒があるので料
理人は調理の前に触ってはいけない、ということを知りました。そういえばこれからの季
節のおやつ、水羊羹の下に敷いている紫陽花の葉はビニール製です。身近な植物にも毒が
あることを意外に知らないものですね。
そんな植物だけでなく食品や医薬品など日常的なもの、放射線などよく知らないけれど危
険そうなもの、など、化学物質に関する本当のところを、わかりやすく解説してくれるの
がこの本です。
たとえば、食品を加熱した時に茶色く変色するメイラード反応の過程でできるアクリルア
ミドという物質は、ポテトチップスに多く含まれますが、脳や脊髄など神経系に影響があ
り、また発がん性の疑いもあります。今のところ、平均的な摂取量では神経学的影響はな
いとのことですが、発がん性の可能性については懸念されているそうです。ポテチ好きに
は心配な記事ですが、発がんを予防するビタミンCやフラボノイドを含む野菜や果物もバ
ランスよく食べながら、今後の研究成果を見守りたいと思います。
この他にも、ラジウム温泉の効能とリスク、とか、ケミカルピーリングの仕組み、とか、
除湿剤の中身とは、とか、面白い記事がたくさん載っています。興味がわいたらぜひこの
本を手に取ってみてください。(ふ)

貸出状況はこちらから

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■図書館課長の気ままな報告■ 「看護覚え書」の巻
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医学図書館では、2016年4月から「医学生に読んでほしいこの1冊」という企画で、教員が
医学生にお勧めする本の紹介と展示をしています。
そこでは54冊の本が紹介され、これまでの間に41冊が82回貸し出されました。

一方、現在井の頭図書館では、先輩から後輩へのお勧め本の紹介展示を行っています。こ
れもなかなかよい企画だと思っています。私は週に2回は井の頭図書館に行っているので、
そのたびに展示棚を眺めていますが、5月の展示本の中でひときわ気になった本がありま
した。
それはナイチンゲールの「看護覚え書-看護であること 看護でないこと-」でした。こ
れは看護の勉強をする誰もが一度は読む「バイブル」であり、そういう意味では当たり前
の基本書という一面があります。それにもかかわらず、私が感銘を受けたのは、先輩の学
生による短い紹介文です。

「看護概論で初めて読み、以降レポートを書く際は必須です。一生手放せません。」

看護学の教育が、常にこのナイチンゲールの言葉をよりどころとして行われているという
ことが、心に響きました。以前、専門職と言われる仕事には、専門家の集団である学協会
があり、学術的な専門雑誌があり、倫理綱領や理念が確立されていると聞いたことがあり
ます。色々な学部の学生に文献検索を教えてきた経験上、看護の学生の学びに対する真剣
さが他の学生と違うことを感じていましたが、それは学習の様々な段階でその理念につい
て考える機会を与えられること、早い時期に専門職の精神を身に付けていることが、学習
に対する姿勢に現われているのもしれないと思いました。そして、私たち図書館員の立ち
返るべき拠り所についても考えを巡らせた5月でした。
(す)

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■図書館員のひとりごと■ はっちゃん
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私には好きな猫ブログがいくつかあります。今では多数ある猫ブログですが、元祖猫ブロ
グは八二一さんの「はっちゃん日記」ではないかと個人的に思っています。八二一さんは
大阪在住のプロのカメラマン。「はにはじめ」と読み、個人名ではなくご夫婦で活動され
ているユニット名なのです。
野良猫だった白黒模様のはっちゃんの里親になった後、可愛くて面白いポーズをするはっ
ちゃんの写真を「はっちゃん日記」に毎日掲載したところ話題を呼び、何冊もの写真集を
出版しました。出版を記念して写真展を大阪で開催した時には、会場に八二一さんだけで
なくはっちゃんも来場するとのことで、会いたいがために遠路はるばる足を運んだもので
した。写真展では大勢のお客さんがいても物怖じせず、楽しそうにのびのびとしていたは
っちゃん。こんなスーパーニャンドル(猫のアイドル)は後にも先にもはっちゃんだけか
もしれません。
そんなはっちゃんですが、悲しいことにちょうど1年前に天国へいってしまいました。そ
の後、縁あって八二一さんの元へはっちゃんによく似た白黒模様の子猫がやってきました。
その名もきゅうちゃん。現在「はっちゃん日記」では、はっちゃんときゅうちゃんのコラ
ボブログを見ることができます。同じようなポーズをしている写真はどっちがどっちだが
分からないほどそっくり。朝の通勤時にブログをチェックし、可愛い姿にほんわかしてい
ます。(宮)

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■編集後記■
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出産・育児のためにお休みをいただいていたサポートライブラリアン・サービス担当者1
名が、約3年ぶりに復帰しました。すでに復職はしていたのですが、サポートライブラリ
アンへの復帰は今年の4月からです。来月のメルマガの編集を担当いたしますので、皆様
どうぞ温かく迎えてやってください。そういえば担当者5名の内3名は子育て中のお母さん。
母の日にはいいものもらえたかな?(ふ)


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