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■□■杏林大学医学図書館ニュース■□■ 第68号 2018.1.4 配信

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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館課長 新年のご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■新春特別企画その壱:大きくなったら何になる?■
■新春特別企画その弐:元図書館課長のひとりごと■
■編集後記■

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■ご挨拶■
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新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2018年の幕開け、いかがお過ごしでしたでしょうか。
東京では年中行事に対する意識が年々希薄になっているように感じられます。
年末年始もいつもと変わらずというご家庭が増えていますが、それでもまだ、お正月はニ
ッポン全国共通の大イベント!
お祭り好きの私は毎年勝手にうきうきします。
さて、今月号は新春特別企画として、「図書館課長 新年のご挨拶」のほか、医学図書館
スタッフたちへのインタビュー「大きくなったら何になる?」と、医学図書館のかつての
名物課長による「元図書館課長のひとりごと」をご用意しました。
どうぞ最後までごゆっくりお付き合い下さい。

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■図書館課長 新年のご挨拶■ 
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
昨年は、大学全体が井の頭キャンパス移転による新しい環境に慣れつつある一年でした。
移転前に比べ、学生や教職員が両キャンパスを行き来する機会が格段に増えました。
多様なバックグラウンドの人々が交わり、異なる考えに触れて刺激を受けることは人の成
長にとっても、大学にとっても好ましいことです。
これからの図書館は、人的交流の機会と情報を提供することで、知的刺激を受ける場とな
ることが求められていると思います。
医学図書館も、それを理想として目指したいと考えています。
今のところ物理的な制約が大きく、一飛びにかなうことはありませんが、あらゆる機会を
とらえて、前進してゆきたいと思います。
年始にあたり、長期的な抱負を述べさせていただきました。(す)

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■図書館からのお知らせ■
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・Wi-Fiのネットワーク名が変わりました
2017年12月18日(月)より変更となっていますので新しいネットワーク名でご利用ください。
新ネットワーク名はこちらです。
職員: kyokyo
学生: kyogak
ログインのID/PWはこれまでと同様です。
これまでに比べてより快適な環境でWi-Fiをご利用いただけます。
以前のネットワークは利用できなくなりますのでご注意ください。
詳細はホームページをご覧ください。

・1月4日よりポスター印刷の申し込み方法が変わります
ポスター印刷サービスの担当が図書館から研究推進センターへ移行されます。
それに伴い、2018年1月4日より印刷日時予約の内線番号と受付時間が下記の通り変更とな
ります。
なお、E-mailアドレスは従来どおりです。
連絡先:内線3247(研究推進センター) ※受付時間(平日)9:00-13:00
E-mail:poster@ks.kyorin-u.ac.jp
詳細はホームページをご覧ください。

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■お勧め図書■
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『センス・オブ・ワンダーを探して : 生命のささやきに耳を澄ます / 阿川佐和子, 福岡
伸一著. -- 大和書房, 2011.』 (請求記号:460.4:Se73 / 資料ID:0010305530)

半年ほど前に放映されたEテレ「SWITCHインタビュー 達人達(たち)『坂本龍一×福岡伸
一』」をご覧になった方はいらっしゃいますか。
ニューヨーク在住の二人の対談が興味深かったので、今回は生物学者福岡伸一の対談本を
ご紹介しようと思います。
福岡ハカセに対するのはインタビューのスペシャリスト、阿川佐和子。と来れば面白くな
らないわけがありません!
対談は、レイチェル・カーソンの「もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良
な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない
『センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性』を授けてほしいとたの
むでしょう」という言葉をキーに進められます。
ドリトル先生の助手スタビンズくんになりたかったという福岡ハカセ、本より木登りが好
きだったという阿川佐和子、生物に関すること、子供時代に関すること、二人の話は尽き
ません。
自分自身の「センス・オブ・ワンダー」について振り返りながら楽しめる一冊。
子どもの頃大好きだったドリトル先生シリーズをまた読み返したくなりました。(清)

貸出状況はこちらから

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■新春特別企画その壱:大きくなったら何になる?■
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今月のお勧め図書にちなみ、医学図書館で働くみなさんに、子どもの頃大きくなったら何
になりたかったか聞いてみました。

・ケーキ屋さん
大きくなったらなりたかったものはケーキ屋さんです。ケーキを好きなだけ食べられると
思っていました。(宮)

・ケーキ屋さん
幼稚園生の時、誕生日にもらえる本にそう書いていました。理由は全く覚えておりません
が、お菓子が好きだったから(作るのも食べるのも)じゃないでしょうか。中高生の時に
その本を発見して読み返し、「なんでケーキ屋さん?」と不思議に思った記憶もあります
が、今ではお菓子を食べる時はどんな材料を使っているかを考えながら食べることが多い
です。(野)

・きっさてんでこーひーいれるひと
叔母がコーヒーをとてもいい感じで入れていて、豆をひくのが楽しそうだったから。
(中)

・看護婦さん
ナイチンゲールの伝記を読んで感動して。本当はとても大変な職業だと知っている今でも、
看護師さんにはあこがれのまなざしを向けてしまいます。(ふ)

・ピアノの先生
初めての習い事がピアノでした。レッスンが楽しくて待ち遠しく、先生も素敵な方でした。
ずーっとこういうことができればいいな、という願望のようなものでした。(す)

・サラリーマン
幼少の頃、漠然と将来は会社に勤めるものだと思っていました。小学校の卒業アルバムに
も将来の夢はサラリーマンと書きました。今思うと夢がない現実的な子どもでしたが、実
際にサラリーマンになれたことは夢の実現でもあり、満足しています。(R)

・体操の選手
小さい頃は体育が得意だったんです。当時は大学といえば日体大しか存在を知らず、自分
も大きくなったら当然日体大に入るのだと思っていました。(清)

・警察犬の訓練士
当時大好きだったドラマ「刑事犬カール」の影響です。カールはジャーマン・シェパード
でしたが、時を経て、私が今最も憧れるのはシベリアン・ハスキーです。シベリアン・ハ
スキーに囲まれて、アラスカで暮らすことが、私の叶わぬ夢です。(丸)

・私立探偵
アメリカのテレビドラマ「ロックフォードの事件メモ」など見ていて、海沿いのトレー
ラーハウスに住んで、気楽な探偵稼業なんかに、憧れていたと言えば憧れてたのかなぁ。
(kugi)

・漫画家
小学生時代、新聞折り込み広告の裏面(当時はほとんど片面印刷だったので、裏面は白紙
でした)を使って漫画を描いていました。一枚当たり10~20コマに枠を引き、ストーリー
とセリフを自分で考えて物語を展開しました。1日で完結しない時は1週間くらいの連載物
にしたように記憶しています。題材は、当時子供向け月刊誌で流行っていた探偵物、野球
物、戦記物などが中心だったように思います。ただ、読んでもらう相手がいないので、ほ
とんど自己満足でした。20年くらい経って、実家の物置の奥に、ヒモで縛った新聞広告の
束を発見したことがありました。誰かが捨てずに残しておいてくれたのかも知れません。
(医学図書館長:川上先生)

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■新春特別企画その弐:元図書館課長のひとりごと■ 現役時代の趣味の話
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私が育ったのは北九州で、小学校の学区内には様々な大きさの古墳があり、よく友達と古
墳を掘って遊んでいました。
私も高坏や石斧を掘ってコレクションしていました。
当時は何の規制もなく、先生を含めて大人たちは我々が古墳を掘ることに何の興味も持っ
ていませんでしたね。

畠山清之さんの『日本の埋蔵金』という本に影響されて、学生時代から金属探知機を抱え
て、南は伊豆の土肥から静岡の梅が島、富士山の本栖湖周辺、北は武田最大の金山と言わ
れた山梨の黒川金山まで、武田の金鉱跡のほとんどを漁ってきました。
実際に砂金も掘ってみたのですが1日かけても2000円ほどにしかならず諦めてしまいまし
た。
黒川金山の麓の小川で晩秋、砂金を掘ろうと砂に手を入れた途端、大きなミミズが10匹以
上も両手の中に入ってきてびっくりしたことがあります。
山のミミズはこんなところで越冬しているのかと感心しました。
金属探知機は探知深度の違う2台を現在も持っていて、デイパックに入れて持ち運びでき
るよう改造して保管しています。

学生時代に考古学の先生が、縄文時代や弥生時代に国内で翡翠が流通していてその産地が
長く不明だったけれども糸魚川上流の姫川が産地として見つかったという話をしたことが
ありました。
自分とは関係のない話だと思っていたのですが、車で妻の実家に行く際に近くを通ること
がわかり時々通うようになりました。
奥多摩で菊花石の出る場所があり、その採取用にと買ったタガネとハンマーを持って行っ
たのですが翡翠は硬くてとても手に負えませんでした。
しかも時期によっては、地元で翡翠の守り神と言われているアブがたくさんいてそこでの
採取は早々に諦め、俗にひすい海岸と呼ばれている日本海側の宮崎海岸で海水浴かたがた
翡翠の小石を拾うことにしました。
翡翠は硬いので、水晶を押しつけてグリグリやると水晶のほうが粉になっていました。
なお、姫川の翡翠が出る一帯は現在は翡翠峡と命名されて、翡翠の採取は禁止されていま
す。(栗)

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■編集後記■
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みなさんの「センス・オブ・ワンダー」はまだまだ消えてはいませんか。
大人になっても神秘さや不思議さにびっくりし、好奇心を忘れずに生きていきたいですね。
ちなみに今回「ひとりごと」にご登壇下った栗原元課長は、毎朝とても早く出勤して自分
の時間を大切にされていましたが、開館前の大閲覧室でホバークラフトのおもちゃを飛ば
して遊んでいたとか、奥多摩山中で小猿にちょっかいを出して親猿の集団に凄まれたなど
のエピソードに事欠かない方でした。
最後に、件の本から石井桃子氏の言葉を引用して、結びとします。
「子どもたちよ、子ども時代をしっかりとたのしんでください。おとなになってから、老
人になってから、あなたを支えてくれるのは子ども時代の『あなた』です」 (清)

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