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■□■杏林大学医学図書館ニュース■□■ 第97号 2020.5.1 配信
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□Contents□
■ご挨拶■
■図書館からのお知らせ■
■お勧め図書■
■図書館員のひとりごと■
■編集後記■
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■ご挨拶■
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今年の春は杏が咲き、桜が咲き、ハナミズキが咲いても図書館は臨時閉館、という寂しい
幕開けとなりました。皆さんと元気に再会できる日を楽しみに、図書や雑誌の受け入れ・
整理、文献取り寄せ、メールや電話でのお問い合わせ対応など、今できることをしていま
す。
今のところ図書館の開館は6/1(月)からを予定しています。皆様のご来館をお待ちして
おります。
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■図書館からのお知らせ■
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・この機会に電子リソースをご活用ください
緊急事態宣言に伴い、図書館は臨時閉館中ですが電子ジャーナルや電子ブックなど電子リ
ソースはいつも通りご利用可能です。
ご自宅から検索できるデータベースも数多くあります。
データベースリストはこちらから
期間限定公開・アクセス数拡張資料はこちらから
リモートアクセスにお申し込みの上、ぜひご利用ください。
・新型コロナウイルス感染症に関する文献情報をまとめています
出版社、学会などが新型コロナウイルス感染症に関する文献情報を提供していますが、そ
のまとめページを作りました。
ぜひご利用ください。
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■お勧め図書■
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『ボクはやっと認知症のことがわかった : 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言 / 長谷川和夫, 猪熊律子著. -- KADOKAWA, 2019.』
(請求記号 : WT155:B63 資料ID : 0010394534)
小学生のころ、音楽の教科書に載っている「イエスタデイ」を作ったビートルズのメン
バーが生きている、と知ったときはびっくりしたものでした。教科書に載っているのはず
っと昔の人物だとばかり思っていました。その時と同じ驚きを感じたのが書店でこの本と
出会った時です。認知症診断に使われる「長谷川式スケール」の作成者、長谷川和夫先生
の著書でした。失礼な話なのですが、こんなにポピュラーな診断法の提唱者がまさかご存
命だとは思っていませんでした。
認知症の研究者であり臨床医でもある長谷川先生は、自らも認知症であることを2017年に
公表されました。とても勇気ある行動だと思います。
この本を読んで心に残ったのは「明日やれることは今日手をつける」という言葉です。も
ちろん「明日できることは明日に回そう」という怠け心を諫めるものですが、説教臭いセ
リフではないので、前向きに「それならやってみようか」という気持ちにさせてくれます。
明日は今日と同じ日ではない、ということは日々実感している毎日ですし。
知ることは理解して寄り添うことの第一歩。私達の多くがいつか行く道「認知症」のこと
を、この本で知ってください。(ふ)
☆貸出状況はこちらから☆
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■図書館員のひとりごと■ やってはいけないと言われると
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禁止されればされるほどやりたくなってしまうのは世の常で、心理学的には抑圧反作用的
効果、精神医学的には多発性反抗期症候群、と言われるそうです。というのはもちろん冗
談です。
出かけてはいけないと言われ続けると、さほど旅行好きでもないのに旅行会社のパンフレ
ットにふらふら手が伸びたりします。事態終息後にはここに行こうかな、あそこにも行こ
うか、という計画が膨らみ、もう世界一周旅行でもしないと気持ちが治まりそうにありま
せん。
でも今は、やはり自宅で読書でもして過ごしましょうか。電子ブックなんてどうでしょう。
意外な掘り出し物が見つかるかもしれません。(ふ)
杏林大学で契約している電子ブックリストはこちらから
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■編集後記■
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緊急事態の真っただ中、気を引き締めていかなければ、と自分に言い聞かせています。医
療従事者の方々に感謝し、早期終息を祈ることしかできません。笑い事ではない事態です
が、少しは楽しいことがないと、とつい面白いことを探してしまいます。笑顔で再会した
いですね。(ふ)
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