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大学ホーム外国語学部一般の方出張講義阿倍仲麻呂の見た月

出張講義

阿倍仲麻呂の見た月

キーワード 年中行事の歴史,日中比較文化,文化の伝統と継承
可能曜日
講師 ・ 満江

阿倍仲麻呂の和歌「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」は有名ですが、そのときの月はどのようだったのか、考えてみたことはありますか。お月見といえば、今では中秋の名月を見ることですが、この習慣がいつ頃から始まったか、知っていますか。今の中国では中秋節に月を見、月餅を食べます。今の日本でもお月見の際、月見団子やススキの穂をお供えします。日中の習慣は今でも似ていますね。その由来を考えてみることは、日中の文化交流の歴史を考えてみることなのです。阿倍仲麻呂が遣唐使として唐に渡ったときにはまだ中秋の名月を見る習慣はありませんでした。しかし、その後まもなく、杜甫の詩の中に、中秋の月を見る詩が残っています。日本では島田忠臣の漢詩の中に中秋の名月を見る作があり、日中のお月見の習慣の始まりはほんの数十年中国のほうが早いだけです。こんな昔にしては時間差がさほど無いのは今から見れば驚きですよね。このような切っ掛けから、日中の文化を比較してみるのもおもしろいと思いませんか。

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