大学ホーム外国語学部ゼミナールについて詳しく知ろう! 外国語学部 ゼミナール紹介

中国語学科 詹ゼミナール

学んでいる内容(研究テーマなど)

研究室でのゼミの様子

詹 満江ゼミナールでは、中国の古典を研究しています。私の専門は唐詩や日本漢詩ですが、ゼミ生の興味次第で、『論語』でも、『史記』でも、『三国志演義』でも、古典ならば哲学・歴史・小説戯曲でも研究テーマに選ぶことができます。中国の古典を学ぶことは、実は日本の古典を学ぶことにつながっています。たとえば、白楽天の詩を読むと、必ず日本の菅原道真の漢詩や、清少納言の『枕草子』や、紫式部の『源氏物語』に影響を与えたことを知ることになるからです。広く漢字文化圏として、中国・日本・南北朝鮮・ベトナムという東アジアを眺めてみることは、グローバルな視野で世界を捉えることにつながっていきます。実際、華僑は東アジアの至る所にいます。欧米でも今や中国語を学ぶブームが起きています。中国の古典を学び、東アジアの共通基盤となってきたもの、漢字を使う文化、「親孝行」や「主君への忠誠」といった儒教の考え方、箸を使う習慣等について改めて考えてみることは面白いですし、自分のルーツを知る旅のような感覚を体験できます。
また、ゼミ生は「聯句」という漢詩の一種を作ってもいます。

ゼミの特徴

本屋ツアーの見学地湯島聖堂にて

普段の授業では、ゼミ生が興味を持っている分野を選んで、原典を読んでいます。唐詩を読むこともあれば、唐代伝奇の「李娃伝」「任氏伝」「鶯鶯伝」等を読むこともあれば、『三国志演義』の現代中国語版を読むこともあります。
春には「本屋ツアー」と称して、神保町にでかけます。まず、湯島聖堂に行って大成殿・孔子像を見学し、その後駿河台下に降りて、いくつかの中国書専門店を巡ります。古い喫茶店に入って壁の落書きを見ると、ゼミ生は神保町界隈が昔は学生街であったことを知って驚きます。
秋は西八王子にある信松院を見学します。武田信玄の娘松姫の墓があり、戦国時代に関わる八王子の歴史を知ることができます。

受験生の皆さんへ向けたメッセージ

中国語学科
教授 詹 満江

受験生のみなさん、どんなことに興味を持っていますか。もし、中国の古いことに興味がおありなら、是非、杏林大学外国語学部に入学し、私のゼミナールに入ってくださいね。現代の中国語を学ぶことはとても重要ですし、社会に出て、きっと役に立つでしょう。しかし、現代の中国だけを知っていれば十分というわけではありません。何といっても、中国の歴史は長いのです。歴史の国といってもいいくらいです。しかも、日本との交流もまた長いのです。どうして今、日本では漢字仮名交じり文になっているのか、知りたくありませんか。江戸時代までは武士は漢文を使い、町人は平仮名中心の古文を使っていました。幕末の高杉晋作は上海に行き、現地の中国人と漢文で筆談したのです。今、私たちが使っている言文一致の日本語表記は、明治時代になって、森鴎外や夏目漱石らが暗中模索して整備した成果だといってもいいのです。このような日中の深い関わりの歴史を知れば、中国語を学ぶ楽しさが一層増しますよ。

中国語学科 教授 詹 満江

  • このゼミナールを選んだ理由は?

    私が詹先生のゼミを選んだ理由は中国古典に興味があったからです。私は中学のころから中国の昔の人が書いた文章を読むことが好きでした。ただ読むことが好きなだけで知識はあまりありませんでした。大学に入っても中国古典の授業を取りたいと思っていましたがなかなかチャンスがなく、3年のゼミ選択でやっと古典が勉強できると思い、即決で詹ゼミに志願し入ゼミを許されました。

  • ゼミの雰囲気はどうですか?

    詹ゼミではとてもゆったりとした空気が流れている印象です。しかし、気が付けば時間が過ぎるのが早いです。矛盾していると思われるでしょうが事実です。入ってみないとわからないと思いますが。
    詹ゼミでは希望すればゼミ合宿が可能ですが、私は希望しなかったので合宿はしていません。ゼミの毎年恒例行事は春学期の本屋ツアーと秋学期に行く松姫のお墓見学です。本屋ツアーでは都内まで出かけて本屋を何件かまわり食事をするといった流れで、松姫のお墓のある寺では日本ではここでしか体験できないであろう台湾のポエ占いが体験できます。

  • 就職を目指している業界や、取得を目指している資格はありますか?

    私が就職したい業界は医療系です。しかし、中国語は使えると思っているので卒業までに中国語検定2級取得を目指しています。
    私がこの業界を目指すことになったのは、3年のころに始めた病院でのアルバイトがきっかけでした。そして、私は実際にこのアルバイト先で出会った患者様と中国語を使い交流しました。
    私が個人的に思ったことですが、医療の現場で中国語が役に立ったように、中国古典もいつかどこかで必ず役に立つと思っているので、これからも中国語検定2級取得を目指しつつ古典を楽しく学んでいきたいと思います。

  • 受験生の皆さんへ向けたメッセージ

    受験生の皆さん、就職もとても大事だと思いますが、今現在自分自身が学びたい、詳しく知りたいと思う分野に飛び込むのもまた一つの未来への扉だと思います。就職のためだけに大学を選ぶやり方もありますが、私としてはそれではもったいないと4年になり思いました。重要なのは大学に入ってからの自分の行動だと思います。今考える未来予想図はぼんやりとしていて当然だと思います。大学に入りいろんなことを体験すれば、きっと自分のやりたいことが見つかると思うしそれに向けて努力すると思います。だから少しでも興味を持ったら何でも体験してみてください。私も目下受験生なのでお互い頑張りましょう!

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