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2016/11/06
【GCD】ロジスティクスのプロが語った海外駐在の醍醐味と心得

毎週多彩なゲストをお迎えしてグローバルなキャリア形成の魅力を本音で語っていただくGlobal Career Development(GCD)。本日は、長年ロジスティクス業界でご活躍された小髙格さんにご講演を頂きました。今回もGCDを履修している学生に授業の概要や感想について語っていただきます!

(以下学生の感想)
今回のGCDでは、ロジスティクス業界にご勤務されていた小髙さんをゲストスピーカーとしてお迎えしました。恥ずかしながら、私はこれまで「ロジスティクス業界」について深く意識や勉強をしたことがありませんでした。しかし、今回のご講演で業界の概要、勤務実態、そして裏話まで大変わかりやすくご説明頂き、業界に対する関心を高めることができました。また、ご講演の随所で小髙さんが考える「グローバル人材」の概念にも触れて頂き、グローバル人材を目指す私たちにとって大変参考になる内容となりました。

ご講演は小髙さんの学生時代の生活やご友人達との関わり方に関するお話しから始まり、その後は国内外で総合物流事業を手がける企業にご入社された経緯、入社後の勤務体験などについてお話し頂きました。とくに印象深かったのは、入社後の社内英語研修で当時の先生から言われた数十年前のアドバイスを今でも記憶されているという点でした。「できるだけ応答を素早くすること。多彩な表現方法を身につけておくこと。」などでしたが、これらは日頃GCPで言われていることとも一部共通していました。

次に、話題は小髙さんの海外駐在時代のエピソードへと移りました。特に、海外駐在のプラス面とマイナス面についてお話し頂いた内容は大変参考になりました。プラス面とは、「一生ものの人的ネットワークを築けること」「自分で判断して自由に行動できる裁量権が大きい」など。マイナス面とは、「成功の裏には数多くの失敗がついてまわること」「24時間業務対応をしなければならないこと」「安全・健康は100%自己管理」といった点です。また、GCPの中には将来海外駐在を希望している仲間が沢山いるため、「海外駐在員が備えておくべき現場力とは何か」に関するお話しも大変参考になりました。

今回の小髙さんのご講演で印象深かった点。それは「私たち日本人が英語だけを勉強してもネイティブになれない」というメッセージでした。これは、各国固有の生活、文化、歴史への理解がなければ、「本当のネイティブ」には近づけない、という意味と理解しました。私は将来、グローバルな人材として世界を飛び回る仕事に就くことを希望しています。そうした人材になるうえで、異文化への理解を深めることはとても大切であると思っています。近年グローバル人材を輩出すべく、日本でも語学としての英語教育に力を入れ始めています。しかしながら、実態としては、島国である日本では外国の方々と交流する機会や異文化を実際に体験する機会がまだまだ限られています。また私自身を含め、海外渡航経験のない人も数多くいます。今回のお話しをうかがい、私は大学在学中に留学をするのみならず、積極的に海外旅行にもでかけ、自分自身で異文化や歴史に関する理解を深めることで、本当に必要とされるグローバル人材になろう、と改めて決意しました。

最後の質疑応答では、「若手社員に求められる力」、「大学時代に学問を勉強していて活かされたことは?」、「日系企業が海外進出をするうえで成功する秘訣は?」などさまざまな質問が出ました。質問に対して小髙さんは終始ユニークな回答で会場を盛り上げて下さいました。私たちのために大変貴重なお話をして頂いた小髙さんに再度感謝したいと思います。ありがとうございました。(総合政策学部1年 市原悠)

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