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2016/11/25
【GCD】元F1ドライバー山本左近氏が語った「夢を叶える三原則」

毎週多彩なゲストをお迎えしてグローバルなキャリア形成の魅力を本音で語っていただくGlobal Career Development(GCD)。今回はなんと、元F1ドライバーで現在は医療福祉法人の経営にも携わっておられる山本左近さんが井の頭キャンパスに登場!学生達に熱いメッセージを送ってくださいました。今回も学生に授業の概要や感想について語っていただきます!


(以下学生の感想)
突然ですが皆さん、将来自分がやりたいことは定まっていますか?
その実現のために、今をどう過ごすべきかを考え、実際に行動してますか?

「人間は自己実現不可能な夢は思い描かない。」

山本さんは講義の冒頭、ご自身の座右の銘であり、これまで幾度となく助けられてきたという、大切なお言葉を私たちに教えてくださいました。

夢が定まらず、ゆらゆらと揺れている私にとっての大学生活。それは、社会人になる前の最後の自己探求の場所です。今回の講義の内容は、そんな私に大きな希望を与えてくださるものでした。山本さんがF1ドライバーになろうとしたきっかけ、実際にF1ドライバーになるまでのプロセス、家業である医療福祉法人の経営のお話、夢を叶えるための三原則、「21.5世紀」を担うわれわれ若者に向けてのお話など、本当に盛りだくさんでした。

今回の講義を拝聴して、山本さんというお方は、「普通の人が気にしないような物事や言動」を根本的に、そして徹底的に理解しようとされてきた方なのかな、と感じました。私たちは何の疑問も抱かず、固定的な観念をそのまま鵜呑みにしてしまう傾向があります。しかしながら、身の回りの理解し難いことを自分なりに理解しようと努めること、そして物事を俯瞰的に捉え、思考してみるということは、グローバルな人材として世界に目を向け、異文化を理解していくうえで最も重要なことだと思います。相手や物事を理解するためには、常に広い視野で見つめることが本当に大事である。90分という短い時間ではありましたが、山本さんのお話や考え方などを通してこのことに改めて気づかされました。

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一般的なF1ドライバーと比較すると、山本さんがF1ドライバーになろうと決意したタイミングは遅かったそうです。それでもなお、「夢を叶える三原則」のプロセスに沿って見事にそれを実現させられたのは、自分自身を信じ続けた強い意志があったからではないでしょうか。「思考は現実になる」「逆算する」「行動する」。私たちに教えてくださった山本流「夢を叶える三原則」。これを聴いた瞬間、まだ軸が定まっていない私のなかで何か「ガツン」と衝撃が走りました。思い続けているだけでは夢は叶いません。なりたい自分になるためにはどうしたらよいのか。未来から現在を考え、行動していくことが重要であると教えてくださいました。

また、山本さんが今年リオで開催されたパラリンピックを観戦された際に撮影された写真や動画を拝見して、私も「人間の可能性」というものを感じることができました。今の自分だったら何ができるのか。何に挑戦できるのか。
この言葉は私の狭い視野を広げてくれたように思います。

人生なにが起こるか、全く未知なものです。当初は家業を継ぐ気がなかった山本さんも、今ではF1ドライバーを引退され、家業の医療福祉法人の経営に携わり、活躍されています。私はこの講義を通して「自分自身を見つめてみること」、そして「縁」という言葉が頭を巡りました。どのような場合であっても、自分自身を見つめてみれば、いま自分が何をすべきなのかが明確になる。そしてそうしたプロセスを通じ、自分に欠けていること、補わなくてはいけないことへの理解も同時に深まるのだと思いました。そして人間同士の関係も、これから起きうる物事も、偶然の「縁」によって決まる部分もあるのだと感じました。自分の経験値の変化に伴い、やりたいこと、やるべきこと、なりたい自分も変化していきます。一瞬一瞬の思考、感性を大事にしていくべきだと学びました。

最後の質疑応答では、「物事の判断が明確にできない6歳のころからなぜ夢を定めることができたのか」「F1ドライバーから医療福祉の経営者に転換するうえで苦労した点はなにか」といった質問が挙げられました。どの質問にも丁寧に的確に答えてくださいました。今回ご多忙の中、内容の濃い貴重な経験をお話ししてくださり本当にありがとうございました。(総合政策学部1年 高嶋彩璃)

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