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大学ホーム>総合政策学部>体感、「学際演習」!>ペットボトルを"ガクサイ"します。

リサイクルの主役であるペットボトル今やソフトドリンク容器の約70%近くがこのペットボトルです。

マーケティングの視点 健康科学の視点 環境の視点
軽い、持ち運び便利!

こんなペットボトルを“ガクサイ”します。

今やペットボトルは清涼飲料の容器として定着し、約1,100万klもの清涼飲料がペットボトルで販売されています。これは500mlに換算すれば220億本に相当し、国民一人当たり、170本を超える割合でペットボトルを利用していることになります。

加藤 拓(マーケティング総論・経営情報論)

差別化のつもりが・・・

コンビニをはじめ小売業の店頭で、ペットボトル入り清涼飲料水のシェルフ(棚)を見ると、ペットボトルの形状が多様化していることに驚かされます。ペットボトルの形状は、パッケージデザインという製品差別化要素に含まれています。各社がユニークな形状の新商品を市場に投入する背景には、製造過程で用いる金型(かながた)の技術進歩と、広告投資よりも売上拡大に効く(であろう)という企業側の思惑もありそうです。しかしその効果となると、消費者の目線に立った際に、シェルフ内でいかに目立つかが重要となります。なぜならそれにより購買に繋がる可能性が高まるからです。多様化の進行は裏を返せば没個性化が進みやすいことを意味します。こうした状況において古くから共有されている金型を用い続け、それが逆に新鮮に見えてしまう商品もあります。これらの商品は、各社の定番商品や低価格のPB商品であることが共通しています。

ペットボトルの形状という商品の周辺的な属性による斬新さと、飲料の品質という核となる属性のどちらを消費者は実際の選択基準としているのかについては実証分析をする必要もありますが、外見に余計な経営資源を振り向けるなら、それを中味や価格の充実に振り向けて欲しいと思うのは私だけでしょうか?

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環境の視点斉藤 崇(環境保全論・環境経済学)

ペットボトルのリサイクルも、もっと考えよう!

ペットボトル飲料は軽くて持ち運びに便利だというメリットがありますが、飲み終わったあとにはゴミになります。日本は最終処分場のスペースが不足しているため、家庭から出るゴミのうち容積比で約6割を占める容器包装廃棄物に対して、社会の関心が集まっていました。そのようななかで容器包装リサイクル法がつくられました。

この法律は、消費者、市町村、事業者それぞれの役割分担のもとで、容器包装廃棄物の減らすために努力していこうというものです。消費者はきちんと分別して排出し、市町村はそれを収集・保管してリサイクル業者に引き渡します。そして事業者はリサイクルの義務を負います。この法律のもとで、容器包装廃棄物を処理・リサイクルするための仕組みが整えられました。

法律がつくられたあと、分別収集に取り組む市町村は増え、リサイクルの実績もあがってきました。一方で、リサイクルを取り巻く状況にも大きな変化がみられてきました。それは中国での資源需要が大きく増えたことによって、使用済みのペットボトルが輸出されるようになったということです。このような国際的なリサイクルと、国内でのリサイクルをうまくつなげていくことが、新たな課題の1つにもなっています。

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健康科学の視点北島 勉(医療経済学・医療福祉財政論)

お茶も、「トクホ」の対象になる時代です。

お茶の売り上げが伸びている要因の一つには、美容やダイエット、生活習慣病予防とった健康志向の高まりがあると思われます。お茶系飲料はカロリーゼロのものがほとんどなので、お腹まわりが気になる中高年やダイエット中の人にとってはありがたいものです。また、お茶に含まれるポリフェノールやカテキンが「からだによさそう!」というヘルシーなイメージが支持されているでしょう。

国は、人の健康に有効な成分が含まれている食品を特定保健用食品(トクホ)として認可しています。テレビのコマーシャルでもよく見かけますが、お茶系飲料の中にもトクホのマークがついているものもあります。ただ、国内で行われている大規模調査の結果からは、お茶系飲料を飲むことが特定の病気の発生を予防する効果があるとまでは言えないようですので、過信は禁物ですね。

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