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解剖学教室

教室専任教員

教授 松村 讓兒 川上 速人 長瀬 美樹 秋元 義弘
准教授 宮東 昭彦
講師 天野 カオリ
助教 灰塚 嘉典 菅原 大介

教室概要

解剖学教室は、肉眼解剖学部門と顕微解剖学部門から構成されています。

肉眼解剖学部門

昭和45年5月、日本大学医学部より赴任した佐藤泰司 (新潟大学卒;現名誉教授) を初代教授として解剖学第一講座が開設され、同月より医学部1年生に解剖学総論の講義を開始しました。平成5年4月には北海道大学医学部より松村讓兒が、平成29年4月には順天堂大学医学部より長瀬美樹が教授として赴任、開設から48年目を迎えます。
平成16年度より解剖学第2講座とともに解剖学教室と改組され、名称もそれぞれ解剖学教室(肉眼解剖学部門)、(顕微解剖学部門)に変更されました。肉眼解剖学部門の担当教育科目は骨学・肉眼解剖学・神経解剖学で、平成6年より第2学年で人体解剖学実習を中心とする解剖学教育を実践していました。平成28年度からは、第1学年後期に解剖学講義および骨学実習、第2学年前期に人体解剖学実習ならびに脳解剖実習を実施しています。
学生のみならず多くの方が暗記科目とみなしがちな解剖学ですが、実習を通じてご遺体からの貴重な直接情報をイメージとして獲得する「情報収集力の育成」が解剖学実習の本来の目的です。
加えて、解剖学教室では、実習を通して「医療者としての倫理観」を育成することにも力を注いでいます。ともすれば、現在の環境を当然の権利と誤解し、感謝と謙虚さを忘れがちになる風潮に対し、学生のみならず教職員も日々三省を是として研鑽に努めています。

顕微解剖学部門

顕微解剖学部門の前身は解剖学第2講座で、平成12年より川上 速人を中心とする現在の形になりました。顕微解剖学部門では、主として顕微鏡レベルでの解剖学を扱っており、教育では、組織解剖学、発生学および組織解剖学実習(いずれも医学部2年生)を担当しています。組織解剖学実習は、約2ヶ月間に100枚以上の組織標本を顕微鏡で観察していくハードな実習です。学生は顕微鏡で観察される構造をひとつひとつ確認し、教員と質疑応答を繰り返しながら、人体の構造と機能とを関連づけて整理していきます。また、電子顕微鏡を用いた組織観察の実習も行います。川上は大学院共同研究施設 電子顕微鏡部門の部門長を兼務しています。



肉眼解剖学部門

松村 讓兒、長瀬 美樹、天野 カオリ、灰塚 嘉典


研究グループ及び研究課題

解剖学教室(肉眼解剖部門)では、肉眼解剖学手法だけでなく組織化学や電子顕微鏡などの顕微解剖手技を用い、個々の教員が自由なテーマで、方法や流行にとらわれない研究を行っております。
研究テーマは胎児頭蓋の形態形成、顔面・口腔領域とくに耳下腺領域の組織解剖学、神経線維投射の組織解剖学、臨床解剖学、ホルマリンフリー固定液の調査などで、地道に研究成果をあげており、さらに様々な分野と関連した幅広い研究領域を探っております。加えて新任の長瀬教授は腎臓の研究で多くの成果をあげており、教室の研究テーマもさらに広がっております。
教員それぞれが人体に対する広い視野をもった研究活動を続けることが、当教室の基本方針です。


近年の主な業績

  1. Amano K , Mitsukawa N , Harada T, Aizawa S, Shimada K: Study of human Wharton's duct structure and its relationship with salivary flow, Italian Journal of Anatomy and Embryology, 2017 (in press).
  2. Amano K , Amano O , Matsumura G, Shimada K: Distribution and roles of substance P in human parotid duct, Italian Journal of Anatomy and Embryology 121 (N3): 219-225, 2016.
  3. Matsui T, Hongo Y, Haizuka Y, Kaida K, Matsumura G, Donna M Martun, Kobayashi Y:C-terminals in the mouse branchiomotor nuclei originate from the magnocellular reticular formatin. Neuro Letters 548: 137-142, 2013.
  4. 松村讓兒:イラスト解剖学 第9版 2017.
  5. 松村讓兒:いらすと はじめての解剖学. 東京, 医学評論社 2015.

顕微解剖学部門

川上 速人、秋元 義弘、宮東 昭彦、菅原 大介


研究グループ及び研究課題

わたしたちは、さまざまな器官や組織を対象に、組織や細胞の構造を保持したまま生体機能を解析するという手法で研究を行っています。細胞や組織上で、目的の分子や遺伝子発現を標識・可視化して、顕微鏡を用いて解析する方法は組織細胞化学と呼ばれます。光学顕微鏡(共焦点レーザー顕微鏡等)や電子顕微鏡を駆使し、さらに生化学的、分子生物学的なアプローチを組み合わせて用いています。

研究プロジェクトは、各教員が中心となり、糖タンパクや糖脂質などを構成する糖鎖や糖転移酵素、ホルモンやその受容体などの情報を担う分子、発生過程での制御に関わる因子などを対象とした具体的な研究課題を設定して解析を行っています。

具体的な研究テーマについては、顕微解剖学部門のサイトをご覧ください。


近年の主な業績

  1. Akimoto Y, Ikehara S, Yamaguchi T, Kim J, Kawakami H, Shimizu N, Hori M, Sakakita H, Ikehara Y: Galectin expression in healing wounded skin treated with low-temperature plasma: comparison with the treatment by electronical coagulation. Arch Biochem Biophys 605: 86-94, 2016.
  2. Sugahara D, Kobayashi Y, Akimoto Y, Kawakami H: Mouse intestinal niche cells express a distinct α1,2-fucosylated glycan recognized by a lectin from Burkholderia cenocepacia. Glycobiology 27: 246-253, 2017.
  3. 秋元義弘,遠藤玉夫,川上速人:脳の見える化 - 分子・機能局在編.糖鎖の局在を見る.Clinical Neuroscience 34: 643-645, 2016.
  4. Akimoto Y, Takata K, Kawakami H: Pre-embedding method of electron microscopy for glycan localization in mammalian tissues and cells using lectin probes. In: High-Resolution Imaging of Cellular Proteins. Schwartzbach SD, Skalli O, Schikorski T (eds). New York, Humara Press, Methods Mol Biol 1474: p.259-267, 2016.
  5. 宮東昭彦,川上速人:画像解析による画像データ定量化の基礎.組織細胞化学2015.日本組織細胞化学会編,東京,学際企画,p.177-187,2015.
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