在学生の声

東川 雄三 外国語学部中国語学科3年

河北大学留学(2013年9月〜2014年7月)

 私は去年の9月から今年の8月までの1年間、中国の河北省の保定市というところにある河北大学に留学しました。当初は半年のつもりでしたが、生活するにつれて半年という時間は長いようで短く感じ、中国語の語学力を高めるにあたっては十分とはいえないと実感したため留学期間を半年延ばしました。その折は国際センターの方々や学科の先生、また家族などに多大な迷惑をかけてしまったので、大変申し訳なく思うと同時にこんな自分を心強くバックアップしてくれた皆さまに感謝しています。
 留学先での生活は最初から困惑の連続でした。特に北京の空港から担当の先生に河北大学に車で4時間ほど送迎していただいて寮に到着しました。その時に「寮の中が現在改修中なのでシャワーとネットが使えないです。でもまぁ頑張ってください。」と言われたときは流石に絶望しましたが、実際にはシャワーは問題なく使え、インターネットも1ヶ月後につながったので本当に安心しました。
 前期のルームメイトは、中国語を専攻する韓国人学生でした。彼は既に韓国の大学を卒業していて、私と比べたとき中国語のレベルが雲泥の差と言っていいほどひらいていたので全く会話がかみ合いませんでした。ですが彼は親切に積極的に中国語や身の回りの生活のことを教えてくれたので、今でも本当に感謝しています。後期はロシア人学生がルームメイトでした。彼は17歳から河北大学に本科で入学して6年以上中国で生活していました。彼と話をすると、中国語に限らず学ぶことが多く、中国語会話の練習にもなりました。
 クラスでは日本人が私一人だけでした。クラスメイトは、韓国人、インドネシア人、ロシア人、パキスタン人など実に国際色豊かで、休憩時間は専ら英語のおしゃべりが廊下に響くという日本ではほとんど見られない光景で、その度に留学しているという実感が湧きました。授業中に先生に質問する数が尋常ではなく、教科書の内容が全く進まないこともしばしばでした。ですが、その都度先生方の対応も実に細かく丁寧で、生徒が納得するまできちんと付き合ってくれるので大変親切に接してくれました。
 授業の一環で、中国の文化を学ぶ機会がありました。その時、各々の国での発表スタイルが違うことに気づきました。当然聞き手のスタイルも日本とは違います。どんな発表をするにしても共通して言えることは、冗談を添えて話さないと聞く手が興味を抱けないことです。発表が苦手な私としては本当に苦労した思い出が残っています。
 この1年間の留学を通して一番印象に残っていることは、やはり他の国の留学生との交流だと思います。お互いの国の日常生活や文化、言語などを教えあったり、ある時は一緒に旅行に行くなどして絆を深めたりできたことがとてもいい経験だと思います。ちなみに旅行先では普段以上に意志疎通が密になるため、観光もしつつ語学の勉強にもなります。留学を終えた今でも交流が続いている友達が「今度日本に行くときは是非案内してくれ。代わりに、もしこっち遊びに来るならぜひ家においでよ。」の連絡をくれます。本当に気さくに交流できる海外の友人ができたことが、留学の一番の収穫であり、私にとって貴重な財産になったと思います。

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