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大学ホーム国際協力研究科専攻のご紹介博士前期(修士)課程 国際医療協力専攻

博士前期(修士)課程 国際医療協力専攻

世界の人々の生命や生活の安全と健康に貢献する

国際開発専攻 高坂宏一教授

保健医療分野で国際社会に貢献できる人材を育成

 『国際医療協力専攻』は、国際保健医療協力に深い理解を持ち、保健医療分野の国際協力の場で優れた能力を発揮し、国際社会に貢献していくこ とができる人材を育成することを目的としています。こうした目的に添って、保健医療分野における国際協力を考える際に必要となる、幅広い知識や実践的な理 論を習得しつつ、さまざまな問題解決に向けた課題を設定し、その解決法についての研究能力を身に付ける教育をしています。

 国際保健医療協力は、世界の人々の生命や生活の安全と健康に貢献する、きわめて人道性の高い意義のある活動であり、最も力を入れていくべき 国際協力の分野の一つと言えるでしょう。そのため、解決すべき問題や課題も多くあります。また、それらの問題は個々に独立してあるのではなく、それぞれが 相互に関連しているため、強い意欲と高い見識を持った優秀な人材が求められる、きわめて学際性の高い分野となっています。

 『国際医療協力専攻』のカリキュラムは、こうしたニーズに対応していくため、「医療社会学特論」「国際疫学特論」「感染症学特論」「地域保 健学特論」などの医療系の科目が充実しているだけではなく、被援助国の環境問題や文化社会を知る上で重要となってくる「環境汚染学特論」や他専攻との共通 科目「文化人類学特論」、あるいは他専攻の人文社会科学系の科目も履修できます。また、本専攻では「国際協力研究法T」と「国際協力研究法U」を合わせて 4単位が必修となっていますが、これらの科目では統計学やデータ解析の基礎から、国際医療協力の現場で役立てることのできるデータの収集法や処理・分析方 法までしっかりと学ぶことができます。さらに、海外での実習、調査、研究を行うことによって事例研究Vを4単位まで履修することができます。この分野は、 現場を知ることが特に重要ですので、今後は海外における実習、調査、研究の場と機会を拡充していくことを検討するなど、より充実したカリキュラムを組み立 て、効果的な教育研究指導を行う体制を整えていく予定です。

お互いが刺激し合うことで研究レベルを高めていける場

 『国際医療協力専攻』には、さまざまなバックグラウンドを持った人が志望してきます。国際保健医療協力の現場で働くことを希望している看護 師や保健師、国際保健医療協力の実務に実際に関わった経験を持つ企業や組織の社会人、青年海外協力隊としての活動の経験者、あるいは学部時代の専攻が経済 学や文学などで、国際保健医療協力に関わったことはないが、途上国を旅行した経験などがきっかけで強い関心を持っている学生などです。国際保健医療協力の 分野では、実践が重要ですが、それがすべてではなく、保健医療協力の場ですぐに役立つかどうかという物差しでは測れない側面を持つ研究を行うことも大切で す。それは国際保健医療協力という分野の層を厚くし、理解を深め、この分野全体のレベルを底上げしていくことにつながっていくと考えるからです。実際、国 際保健医療協力を実践し、成果を上げるには、医療だけではなく、援助対象国をよく理解し、さまざまなプロジェクトを計画、立案、実行できる人材や、効率的 な組織運営のあり方を考えることのできる人材も必要であるため、保健医療を軸としつつ、さまざまな関連分野の人材を養成していくことも大切なことだと思っ ています。いずれにせよ、ここは大学院という研究しつつ学ぶ場ですので、さまざまな関心やテーマを持った方が来ることを歓迎します。そして、それぞれの学 生がお互いの研究領域を理解し刺激し合うことによって研究のレベルを高めていってほしいと考えています。また、これから国際保健医療協力を学ぼうという志 を持っている人に重要なことは、この世界にはいろいろな保健医療環境のもとで暮らしている人がいるということに思いをはせることができる想像力です。

最初の志を忘れずにチャレンジしてほしい

 国際保健医療協力は被援助国にとってばかりでなく、日本にとってもきわめて有益であるということを忘れないでほしいと思います。また、国際 社会の中で、時間的・空間的に日本を位置づける視点を常に持って、国際保健医療協力について学び、研究してほしいと思います。『国際医療協力専攻』で学び 研究したことは、あなたの将来に有形無形の貴重な財産を残すこととなると確信しています。

 なお、修了後の活躍の場に関しては、さまざまな目的を持った学生がいますのでそれぞれです。実務経験者は各職場や職種に戻り、本専攻で得た 成果を生かせるような仕事に取り組むケースが多く、経験のなかった人も実際に海外の現場に出て行く人もいます。また、国際保健医療協力に直接かかわりのな い場で活躍する人もいます。本専攻がそれぞれの学生のブラッシュ・アップの場として機能し、自分の研究を通じて学んだことをそれぞれの場で生かしているの はとても嬉しいことです。

 大学院での2年間は、各授業での課題や研究発表もあり、それらをこなしながら修士論文を作成していきますので、非常に濃密な時間を過ごすこ とになると思います。特に、忙しい社会人学生には、2年はとても短いものと感じると思います。しかし、それだけに得るものも大きいはずです。自分が国際保 健医療協力について学びたい研究したいと思った時の志を忘れずに、自らの目標達成に向けてチャレンジしてほしいと思っています。

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