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杏林大学関係出版情報(2015年)



  • 過去の著作物(年度別インデックス)はこちら

  • 書籍を中心に紹介しています。

     

    『現代日本経済の論点:岐路に立つニッポン』

              
    編著者
    馬田啓一 杏林大学総合政策学部客員教授
    大川昌利 杏林大学総合政策学部教授、学部長
    内容 岐路に立つ日本経済。期待と不安が交錯するアベノミクスもいよいよ正念場、第2ステージに移った。 本書は、追加金融緩和の是非、増税と社会保障の憂鬱、円安神話の崩壊、的外れの「第3の矢」、ポストTPPの農政改革、 メガFTA時代の通商戦略、日米中関係の将来など、日本経済が直面する焦眉の課題を取り上げ、その現状と課題、対応について、様々な視点から考察を試みたものである。 杏林大学総合政策学部の有志15名が執筆陣に参加した2015年度研究・出版プロジェクトの成果であり、大学院国際協力研究科の2015年度出版助成によって刊行の運びとなった。 5部17章の構成。
    執筆陣小田信之教授(第1章)、知原信良教授(第2章)、岡村裕准教授(第3章)、西孝教授(第4章)、大川昌利教授(第5章)、内藤高雄教授(第6章)、木村有里准教授(第7章)、加藤拓講師(第8章)、小野田欣也教授(第9章)、斉藤崇准教授(第10章)、馬田啓一客員教授(第11章、第17章)、三浦秀之講師(第12章、第14章)、久野新准教授(第13章)、島村直幸講師(第15章)、劉迪教授(第16章)。
    出版 文眞堂
    定価 2,800円+税
    発行 2016年2月25日
    頁数 254ページ

    <本の町>ライプツィヒとゲーテ―ドイツ市民文学の揺籃期を探る―

    著者
    長谷川弘子 杏林大学外国語学部教授
    内容 ゲーテの初期作品『同罪者』と『若きウェルテルの悩み』を軸として、近代的書籍マーケット誕生、 英語書籍輸入、英文学とフランス文学の影響、ロビンソナーデ、演劇改革と移動劇団の活動、ライプツィヒの劇場、 娯楽文学の流行、ゲラート及びラ・ロッシュの書簡体小説、ドイツ児童文学誕生などを多面的に記述することにより、 混沌の中からドイツ市民文学が生まれた経過を考察した。最終章ではベルリン・サロンを取りあげた。
    出版 晃洋書房
    定価 2,800円+税
    発行 2016年2月20日
    頁数 225ページ

    台湾現代文学・映画史年表

    著者
    小山三郎 杏林大学外国語学部教授
    内容 華人文学の特徴を一言で表現すれば、そこに内包する「政治性」にある。華人社会に住む人々の体質でもある政治性ゆえに、 政治と文学の確執がしばしば生じている。台湾文学も例外ではない。台湾政治が「反共」という国策を持った時代には、監獄に送られた著名な作家たちがいた。 本年表は、反共時代の文学の潮流から台湾政治・社会が民主化へと向かう文学潮流を跡付けることに主眼が置かれている。 台湾を自由に描き始めた文学・映画の世界は、その延長線上にある。話題作『海角7号』や『KANO』は、偶然生まれた作品ではない。 本年表は、文学・映画のたどった足跡から台湾社会の変貌を跡付けることになった。
    出版 晃洋書房
    定価 3,100円+税
    発行 2016年2月29日
    頁数 271ページ

    「歴史とは何か」の歴史

    著者
    楠家重敏 杏林大学外国語学部教授
    内容 歴史叙述、史学概論、歴史理論の史学史を日本と世界の文化交流の視点から検討。第I部「東アジアと日本」では歴史と道徳、「西欧と日本」では歴史と科学の関係がポイント。 第II部「史学概論と歴史理論」では日本の近代歴史学の特徴と問題点を重要著作の解題で解明。
    第1部 東アジア・西欧と日本(歴史書の歴史(東アジアと日本)/ 歴史書の歴史(西欧と日本))/ 第2部 史学概論と歴史理論(史学概論と歴史理論の歴史(1)(1870年〜1940年)/ 史学概論と歴史理論の歴史 (2)(1926年〜1970年)/ 史学概論と歴史理論の歴史(3)(1971年〜2015年)
    出版 晃洋書房
    定価 2,200円+税
    発行 2016年2月10日
    頁数 210ページ

    最新 英語学・言語学用語辞典

    編著
    中野弘三、服部義弘、小野隆啓、西原哲雄 (監修)
    井上逸兵、八木橋宏勇 外国語学部准教授ほか(社会言語学分野)
    内容 めざましい発展を遂げている英語学・言語学研究について、音声学、音韻論、統語論、意味論などの主要分野はもちろん、 歴史言語学、社会言語学、認知言語学、英語教育、コーパス言語学などの様々な関連領域における重要な用語約3200語を取り上げて、 11の分野に分けて簡潔・明解に解説する。 用語間の相互参照を多く設け、分野内・分野間の有機的連関を図るよう工夫された学習者・研究者にとって必携の用語辞典。
    出版 開拓社
    定価 4,600円+税
    発行 2015年11月25日
    頁数 552ページ

    比較思想から見た日本仏教

    編著
    末木文美士(編)、上野景文 外国語学部客員教授(一部執筆)
    内容 人類が大きな危機的状況を迎える中、従来の哲学の在り方を根源から問い直し、新しい哲学の在り方を確立することが不可欠である。その際、従来の西洋中心的発想を改め、他の諸文化圏に目を向けることを考える必要がある。かかる視点に立って、日本の仏教思想を見直すべく、国際日本文化研究センターでは、共同研究「日本仏教の比較思想研究」(平成25-26年度)が実施された(代表:末木文美士教授)。本書はその研究成果である。
    出版 山喜房佛書林
    定価 9,500円(+税)A5判
    発行 2015年12月28日
    頁数 547ページ

    Family Violence in Japan: A Life Course Perspective

    著者
    (共著)
    熊谷文枝 杏林大学名誉教授
    内容 グローバル社会に向けて、日本の家庭内暴力(=家庭内に存在する暴力)をライフコースの視点に基づき、総括的に情報発信する。ここでいう「家庭内暴力」は、西洋で学術的に捉える個人の一生を通じて考える「ライフコース」の視点に基づく。
    本書では、子ども虐待、親密な間柄の暴力(IPV)、青少年の親虐待、高齢者虐待を考察。それら各々の家庭内暴力を、個人及び家族世代間要因とともに、歴史的・現在・将来にわたって考察している。日本文化社会を特色づける七つの要因と関連させ、各形態の家庭内暴力誘発・抑制原因を各分野の専門家である日本人社会学者5人が解説する。社会学、心理学、文化人類学、比較家族研究の理解の一助となる書。
    出版 Springer
    定価 Hardcover: US$129.00
    eBook: US$99.00
    ISBN Hardcover:978-981-10-0055-3
    eBook:978-981-10-0057-7
    発行 2016年1月18日

    第二次世界大戦の遺産ーアメリカ合衆国

    著者
    (共著)
    島村直幸 杏林大学総合政策学部専任講師
    内容 「大国間戦争後の国際秩序―ソフト・ピースかハード・ピースか」 第二次世界大戦の遺産をさまざまな視点から考察する論文集である。2015年は、第二次世界大戦の終結から、ちょうど70年になる。 島村論文は、大国間戦争後の国際秩序が、講和条約の内容によって、安定するか安定しないかを論じた。ナポレオン戦争後のウィーン体制は、比較的に安定し、ほぼ1世紀、「長い平和」を享受した。 寛大な講和(ソフト・ピース)を敗戦国のフランスに提供したおかげである。これに対して、第一次世界大戦後のヴェルサイユ体制は、敗戦国のドイツに過酷な講和(ハード・ピース)を押しつけたため、不安定になった。問題は、第二次世界大戦後の国際秩序である。米ソ冷戦の勃発により、第二次世界大戦の全体の講和条約は締結されていない。ただし、覇権国のアメリカは、西ドイツと日本に寛大な講和を提供した。米ソ冷戦を対立の時期と捉えるか、「長い平和」と捉えるのか、まだ論争は終わっていない。
    出版 大学教育出版
    定価 2,000円+税
    発行 2015年10月30日
    頁数 204ページ

    朽木昭文・馬田啓一・石川幸一・編著
    『アジアの開発と地域統合:新しい国際協力を求めて』日本評論社

    編著者 馬田啓一 杏林大学総合政策学部客員教授 他
    内容 日本はこれまで、ODA(政府開発援助)、貿易、投資という三位一体型の国際協力を実施してきたが、日本の国際協力は曲がり角に来ている。本書は、地域統合の推進を加えた「四本柱(しほんばしら)型国際協力」への転換の必要性を提言する。TPPやRCEPなどのメガFTAをはじめとする地域統合への参加を通じた東アジアの途上国の開発戦略への取り組みを、四本柱型国際協力の一環として日本は積極的に支援していくべきである。それは日本企業のグローバル化と、日本を拠点としたグローバルなサプライチェーンの拡大を可能とし、日本企業の強みを生かすことにもつながる。 日本は、今こそメガFTA時代の新たな国際協力の枠組みの構築を目指すべきである。4部16章の構成。
    出版 日本評論社
    定価 2700円+税
    発行 2015年11月25日
    頁数 320ページ

    メガFTA時代の新通商戦略:現状と課題

    編著者 馬田啓一 杏林大学総合政策学部客員教授 他
    内容  メガFTA時代に日本企業の強みをどう活かしていくか。本書は、メガFTAによって変容する通商秩序の行方を見据えながら、グローバル化するサプライチェーン(供給網)の実態と、東アジアのFTA(自由貿易協定)が日本の経済と企業に与える影響を検証しつつ、メガFTA時代の新たな通商戦略の現状と課題を様々な視点から考察している。3部16章の構成。
    出版 文眞堂
    定価 2,900円+税
    発行 2015年7月15日
    頁数 262ページ

    現代中国政治概論
    そのダイナミズムと内包する課題

    編著(共編著) 劉 迪  杏林大学総合政策学部教授
    内容  日本在住の中国人研究者による、現代中国政治をより深く多角的に理解するための概説書。
     現代中国政治の政治過程とその統治のメカニズム、民族問題や環境問題、さらには昨今のソーシャルメディアの普及が権力構造に与える影響などについて詳述した。
    出版 明石書店
    定価 2,800円+税
    発行 2015年3月31日
    頁数 256ページ

    基礎から始める 腎臓内科学

    著者 副島昭典 杏林大学保健学部教授
    監修 長澤俊彦 杏林大学名誉学長
    内容 内科学で扱う疾患の領域はきわめて広く、病態の理解に必要な解剖学や生理学また生化学などの知識も多岐に及ぶ。これまで、腎臓病学は循環器病学の一部として記述されることが多かった。しかし、今日に至る研究の進歩とともにその内容は次第に増加し、腎臓病学の専門性と重要性は一般に広く認知されるようになった。一方、外科手術を主な治療手段とする泌尿器科学の体系は古くから確立されており、近年の内視鏡手術の進歩にも目覚ましいものがある。本書で述べるのは内科学の領域で必要とされる腎臓病学とその理解に必要な基礎知識である。
    出版 東京医学社
    定価 4,600円+税
    発行 2015年3月30日
    頁数 256ページ

    FTA戦略の潮流:課題と展望

    編著者 馬田啓一  杏林大学総合政策学部教授 他
    内容 広域で多国間のメガFTA(自由貿易協定)締結が今や世界の潮流となった。WTO(世界貿易機関)のドーハ・ラウンド交渉が停滞するなか、新たな通商ルーツづくりの主役はWTOでなく、TPP(環太平洋パートナーシップ)、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)、TTIP(環大西洋貿易投資パートナーシップ)などのメガFTAである。本書は、メガFTA交渉と主要国のFTA戦略の現状と課題を検証し、今後の通商秩序を展望している。 2部14章で構成される本書の共同執筆陣はいずれも、国際貿易投資研究会(座長・馬田啓一)に参加するメンバーの有志である。
    出版 文眞堂
    定価 2,650円+税
    発行 2015年3月31日
    頁数 234ページ

    国際関係の論点−グローバル・ガバナンスの視点から−

    編著者 馬田啓一  杏林大学総合政策学部教授
    小野田欣也 同教授
    西   孝 同教授
    執筆者 馬田啓一教授(第1章)
    西  孝教授(第2章)
    三浦秀之専任講師(第3章)
    岡村 裕准教授(第4章)
    久野 新准教授(第5章)
    島村直幸専任講師(第6章)
    劉  迪教授(第7章)
    渡辺 剛准教授(第8章)
    川村真理准教授(第9章)
    田中信弘教授(第10章)
    木村有里准教授(第11章)
    知原信良教授(第12章)
    荒井将志専任講師(第13章)
    小野田欣也教授(第14章)
    斉藤 崇准教授(第15章)
    北島 勉教授(第16章)
    大川昌利教授(第17章)
    内容 世界は今やグローバル化の進展で、一国の統治だけでは解決できない多くの問題に直面しています。本書は、焦眉の国際関係の諸問題にどう対応していくべきか、グローバル・ガバナンスの視点から、現状と課題について学際的に考察したものです。
    馬田啓一教授の定年退職記念として企画され、総合政策学部の有志17名が参加した2014年度研究・出版プロジェクトの成果です。大学院国際協力研究科の2014年度出版助成によって刊行の運びとなりました。
    出版 文眞堂
    定価 2,800円+税
    発行 2015年2月28日
    頁数 220ページ

    糖尿病の食事療法のための食品交換表:活用編 第2版

    著者 日本糖尿病学会
    「食品交換表」編集委員会 委員長
    石田 均 杏林大学医学部第三内科教授
    内容  糖尿病の食事療法は必ず行うべき治療の基本であり、良好な血糖コントロールを保ち、さまざまな合併症を防ぎます。
    「食品交換表」はこの食事療法のためのテキストとして、約50年前の昭和40年9月に第1版が発行されました。そして長年にわたり食事療法の指導に活用されています。平成25年11月には、炭水化物の適正な摂取量に対する社会的関心の高まりに呼応する形で、約10年ぶりとなる第7版への改訂がなされました。
     本書「糖尿病の食事療法のための食品交換表・活用編」の発行は、この「食品交換表」をよりよく日常の食事指導のなかで活用していただくことを目的としています。「食品交換表」のなかのモデル献立を指示単位数に応じて数多く作成するとともに、これらの献立の主食、主菜、副菜を変更することで、バリエーション豊かな食生活を楽しめることを示しています。本年1月発行の第2版では、「食品交換表」第7版に準拠して、食事の総エネルギー量に占める炭水化物の割合について、従来の60%の配分例に加えて、新たに55%、50%の配分例も示しました。
     まずPart 1では、モデル献立として1日15単位、18単位、20単位、23単位、25単位の順に、それぞれ炭水化物の割合が60%、55%、50%の朝食・昼食・夕食・間食を、食事献立表とともに掲載しました。
     つぎにPart 2では、Part 1のモデル献立の各料理をどのように入れ替えて、多くのバリエーションを作成することができるのか、その具体例を示してあります。
     そしてPart 3では、1日の指示単位が15〜25単位の各単位における指示単位配分例を、炭水化物の割合が60、55、50%の3段階で示しました。これらの指示単位配分は、炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスが適正になるように配慮しました。さらに食品分類表のなかの1単位あたりの栄養素の平均含有量(g)を基準とし、食事のなかの栄養素の含有量を、その目安として算出しています。
     また近年では、日常のなかで外食や中食を避けることが難しくなっていることから、Part 4でそれらを上手に取り入れるための単位の考え方と工夫について解説するとともに、よくある質問とその答えとして付録に12項目のQ&Aを掲載しました。
     本書を「食品交換表」第7版とともに常に手元に置いて、医師や管理栄養士など糖尿病治療に関わるすべての医療スタッフの指導のもと、食事療法を継続し着実な成果をあげていただきたいと思います。
    出版 日本糖尿病協会・文光堂
    定価 1,200円+税
    発行 2015年1月14日
    頁数 152ページ

    ニューカレドニア カナク・アイデンティティの語り
    ネーションの語り・共同体の語り・文化の語り

    著者 江戸淳子  杏林大学外国語学部非常勤講師(杏林大学外国語学部元教授)
    内容 平成26年度科研費を得て出版された本書は、フランスによって植民地化されたニューカレドニアの多民族社会における先住民の「カナク・アイデンティティ」とその権利回復を、脱植民地化運動から現在の合意による和解の時代まで、「ネーションの語り」「共同体の語り」「文化の語り」の3部編成で、人々のディスコースを通して追った民族誌的語りである。「カナク・アイデンティティ」の言説は、脱植民地化闘争という歴史的文脈の中でクラン・レヴェルでの伝統的な共同体とエスニシティ・レヴェルでのカナク社会を節合して、ネーションとしてのパラダイムの中で出現した。アイデンティティとディスコースとの関係において、3つの語りは切り離しがたく繋がっており、通時的な目的を縦糸として共時的な方法論を横糸に編み込んだ三層構造の節合総体としての新たな表象形態である。脱植民地化の問題からポストコロニアルへのネーションとしての国造り、多民族社会における異なったコミュニティとの共存とパートナーシップ、エスニシティと文化に関わる問題、国連先住民宣言などに見られる先住民的権利など、普遍的問題を扱っており、オセアニアのみならず、その他の地域圏研究や政治・文化人類学に対する研究書として寄与できよう。さらに、今日世界で蔓延しているテロや軍事力による力の対決が暴力と破壊、憎しみと殺戮しかもたらさない中で、他者との関係の模索において、人々が交渉とディスコースという知識=力によって権利回復した歴史的プロセスの事例研究に意義があると言えよう。
    出版 明石書店
    定価 9,500円+税
    発行 2015年2月20日
    頁数 664ページ

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