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文部科学省 大学教育再生加速プログラム 日英中トライリンガル育成のための高大接続

アドバンストプレイスメントに係る単位互換制度について

杏林大学 高大接続推進室

1. 高大接続改革の背景

平成26年12月22日の中央教育審議会答申「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について」)に続き、平成27年1月16日には文部科学大臣決定の「高大接続改革実行プラン」が発表されました。そのプランでは、大学入試センター試験に代わる新テストの実施時期は、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」については平成31年度から、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」については平成32年度からの実施を目指し、一体的な検討を行うとされています。今、高等学校教育・大学教育の接続は改革の渦中にあります。

それに先立ち、平成25年10月31日発表の教育再生実行会議第四次提言「高等学校教育と大学教育との接続・大学入学者選抜の在り方について」の中で、高大接続改革の一環として次のような方針が示されました。

「(3)高等学校教育と大学教育の連携強化
○ 国、地方公共団体、大学及び高等学校は、高校生を対象とした大学レベルの教育機会の提供(大学教員や社会人が高等学校に出向いて行う授業や大学の授業公開、アドバンストプレイスメント*の実施等)について、ICT 等も活用しつつ推進する。大学は、こうした学習成果を大学入学者選抜や大学での単位認定にも反映する。特に、スーパーサイエンスハイスクールやスーパーグローバルハイスクール等の高等学校において、高大連携プログラムの導入を大幅に促進する。国は、こうした取組を積極的に支援する。
*大学レベルの授業を高等学校で行い、大学進学後に大学の単位として認定する制度。アメリカで実施されている。

アドバンストプレイスメントは、アメリカをはじめ、中国・韓国・台湾でも国家的に実施されているのに対し、日本では、国公立では埼玉大学、私立では桜美林大学、玉川大学等、一部の大学でしか実施されておらず、残念ながら、日本の中等教育と高等教育の接続は立ち遅れている状況です(詳しくは平成25年度先導的大学改革推進委託事業調査研究報告書「米国におけるAP(アドバンスト・プレイスメント)の実施状況等に関する調査研究」
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/itaku/__icsFiles/afieldfile/2014/05/19/1347645_01.pdf をご参照ください)。

2. 趣旨説明

杏林大学は、文部科学省平成26年度大学教育再生加速プログラム(テーマV:高大接続)に採択され、「日英中トライリンガル育成のための高大接続」をテーマに事業を開始しました。その事業計画の一部として、次の2点が盛り込まれています。

1. グローバル人材成長に資する高校生と大学生が共に学ぶ教育機会提供

2. アドバンストプレイスメントの実施

アドバンストプレイスメントという制度は、杏林大学1大学のみで行っても、高校生にとっては魅力的な制度とはなりえません。アメリカをはじめとする他国で行われているように、科目を履修した大学だけに留まらず、より多くの大学で大学進学後に認定されるものとなれば、積極的に大学レベルの教育機会を得ようとする意識の高い高校生が増加し、高大接続改革の一助となりえると考えています。

今回の提案は、ご理解・ご協力いただける大学と連携して、アドバンストプレイスメントという形の高大接続を積極的に推進し、それに係る単位互換制度を導入することが目的です。

日本全国には数多くの「大学コンソーシアム」があります。杏林大学も、「大学コンソーシアム八王子」に加盟し、大学生の学修機会の多様性を保証するために、単位互換協定を締結しています。自分が興味を持つ他大学での授業・試験を受け、所属大学で成績評価・単位認定を受ける制度です。

これに倣い、高校生にもより多くの大学レベルの教育機会を提供し、単位互換協定を結んでいる大学であればどの大学でも、大学進学後に単位認定を受けられる仕組みの構築が提案の趣旨です。

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