<血液形態学駅前塾(第8回) 開催日程:平成21年 3月 日(土曜日)<開催時刻> PM 18時〜(午後6時から

  <会場>JR八王子駅前 「八王子(東急)スクエアビル 内」 八王子市学園都市センター 12階 第2セミナー室

第8回 症例8−(1)>

      (今回の部屋は、第5、6回のときと同じ第2セミナー室です 

  供覧標本の準備中です。要望があれば以下へご連絡ください。検討いたします。

 

 なお、八王子およびその近郊の医療施設で現在、臨床検査(特に、血液形態学的検査)に関わっていらっしゃる方で、見学ご希望の方々は、見学のためのご来場を歓迎いたします。

 第7回の会合もコーチスタッフのご紹介や見学者からの自己研修プログラムへのご質問などについて、今後の成り行きをご案内できるように予定いたします。

 <ご要望、見学申し込み、質問などは以下へ、Eメールを送ってください>

(nakatake@kdt.biglobe.ne.jp ) アットマークは、メール送信では半角にしてください。

<案内の頁へもどる>

「血液形態学の自己研修プログラム支援塾」は、以下の様に進展しています。

  第7回(平成21年2月28日)

「駅前塾」の第7回目は、10名の出席でした。提示された症例は、以下の2例の匿名化された「疾患の経緯と標本」でした。

1.骨髄の過形成(MPDS)症例

2.薬剤によるとみられる骨髄抑制例

 上記2例の血球像は、中竹 俊彦が撮影し、パワーポイントに挿入した解説資料で提示しました。

 提示1例目は、慢性骨髄性白血病(CML)と真性多血症について、血液検査室ではどの時点でそれぞれに有意な所見が得られるのかをPPによって重点的に解説しました。

 提示第2例目は、汎血球減少あるいは2系統の血球減少の場合に、再生不良性貧血がどの様な整合性によって否定されるか、また、続発性(二次性)の再生不良状態と考えるには、どの様な事項・情報から整合性ありとするべきかについて解説しました。

 なお次回も、症例は2例の予定で、既にパワーポイントに挿入した解説資料ができています。

 今後の運用は、

 1)参加者は日常検査で判読の悩ましい標本があれば、匿名化して持ってきて頂き、質問・ディスカッションが可能

 2)それらの標本から、問題となる特定の細胞について、画像ファイリングの方法を学ぶことが可能

 3)特定の希望テーマについて提案・相談し、コーチを受けることが可能

 4)Eメールで個別のテーマについて助言・指導・情報などを要望し、協力を受けることできる

などという具体的な自己研修の方法になります。

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  6回目(平成20年11月29日)の経過報告>

 塾代表の中竹俊彦から前回までの経過報告です。

 血液形態学駅前塾の第6回目は、9名の出席でした。提示された症例は、以下の2例でした。

1.提示された例は、急性肝炎に随伴のVAHSの疑い(ウイルス性感染症・肝炎・DIC併発)の1例でした。

2.骨髄の血球像は、パワーポイントを使用して解説しました。

 その内容は、当該症例の末梢血および、骨髄標本から撮影した異型リンパ球(顆粒リンパ球優位)・若い単球系(前単球の増加)・好中球系の異常所見・赤芽球系所見・単球およびマクロファージ系の増加所見・最後に鉄染色標本でフェリチン、ヘモシデリンの予想外の減少(貪食を示しているにも関わらずマクロファージに鉄が蓄積されていない所見)などでした。

 以上の所見は、前回の第6回の症例とはまた違った印象の強い鉄染色所見でした。

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 以下は、ご参考までに、前回までの再掲です。

 会場には、顕微鏡本体の接眼レンズに顕微鏡ミクロメーターを付けた同じタイプを2台設置し、一台は5人型のディスカッション式です。顕微鏡画像もデジタルカメラで撮影でき、その場でPCに取り込んで、個人がUSBメモリーで持ち帰ることも可能になっています(血球の顕微鏡画像の持ち帰りを希望者する方々は、個人用のUSBメモリーをご持参いただくと、これからも可能です)。

 会員(経験者)は、各自の経験レベルに応じた技能で、今後見学者などの中から申し出られるはずの、特定の希望テーマについても、個人的に「自己研修プログラムへのコーチとして協力する」という熱意のある会員となって、充実・満足度の高い「駅前塾」の発展が期待されるところです。

 
今後の運用は、
 1)参加者は日常検査で判読の悩ましい標本があれば、匿名化して持ってきて質問・ディスカッションが可能

 2)それらの標本から、問題となる特定の細胞について、画像ファイリングの方法を学ぶことが可能 

 3)特定の希望テーマについて提案・相談し、コーチを受けることが可能 

 4)Eメールで個別のテーマについて助言・指導・情報などを要望し、協力を受けることできる

などという具体的な自己研修の方法になります。経過報告は、以上です。 

 右のページに質疑応答(Q&A I〜II)を掲載していきます。

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 以下の様に、当会の構想を重ねてご案内致します。

 自己研修プログラムの基本的な内容は、以下のような事項です。(ご要望に応じて、個別に組み立てる方法も準備していきますので、以下の内容をご覧になって、開催時に見学、あるいはメールなどでご相談ください。そのほか、特定の標本の所見をディスカッション・または解説するなど、ご希望の方法をご相談ください)。

1)末梢血「塗抹標本」の判読(血球分類の基本:読み方)

2)血液学的な知識のレベルアップ(血液像の所見から考えられることなど)

3)骨髄造血の基本概念と血球産生の「分化・成熟・形態変化について」

4)骨髄像入門(テキストのご案内)

5)血液像、骨髄像の画像撮影法(個人用デジタルカメラの使用方法)

6)血液像アトラスの自製(ワードファイルへの画像挿入とコメントの挿入)

7)病的標本の解析と形態の表現方法

8)その他、自在に「段階的な組み立て」に沿った方法

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  第5回(平成20年10月25日)参加6名

 塾代表の中竹俊彦から前回までの経過報告です。

 血液形態学駅前塾の第5回目は、6名の出席でした。提示された症例は、以下の2例でした。

1.提示された例は、多発性骨髄腫(ミエローマ)の1例、白血球・血小板減少に組織球の貪食亢進(鉄過剰)の2例でした。

2.次に、2例目の「貪食亢進はどこまで解析できるか」というタイトルで、パワーポイントを使用して解説しました。内容は、当該症例の末梢血および骨髄標本から撮影した好中球系の異常所見、赤芽球系の異常所見、単球およびマクロファージ系の増加所見、最後に鉄染色標本でフェリチン、ヘモシデリンの異常な蓄積(マクロファージの鉄が利用できない、ブロックされた所見:鉄ブロック:http://www.bitway.ne.jp/ejournal/1543101480.htmlに抄録が掲載されている;掲載雑誌は検査と技術(ISSN:03012611、eISSN:18821375)31巻8号(2003.08)P.687-692(ISID:1543101480 , 表題「骨髄鉄染色法と臨床的意義」)の所見について、細胞別に具体的な説明を中竹俊彦が行いました。

3.前々回から自己研修を開始したKMさんは今回も欠席でしたが、10月の時点で「自己分析事項の分析結果」および、環境の自己分析結果」を基に、自己研修を見通して具体的に「細胞スケッチ」やメールでの指導(中竹 俊彦担当)で研修を進行中です。しかし、勤務施設の多忙に加え、リンパ球と単球のクロマチンの相違が十分に納得できてこない、というメールが来ています。スケッチされた細胞実数が今のところ少ない段階なので、「当然起こりうる悩み」の段階にあり、今後の精進に希望をつなぐことが大切と考えられます。起きている問題点を指摘し、今後指導を継続します。

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  第4回(平成20年9月20日)参加8名

 塾代表の中竹俊彦から前回までの経過報告です。

 血液形態学駅前塾の第4回は、8名の出席でした。

1.提示症例は、リンパ腫細胞の骨髄浸潤の例を2例でした。

2.次に、第2セミナー室からインターネットを利用して、「日本検査血液学会のホームページ」から異型リンパ球の画像を観察し、そこに提示された異型リンパ球の様々な所見に対し、個別に具体的な説明を中竹俊彦が行いました。

 (日本検査血液学会で2年間関わって来た私(中竹)たち12名からなる標準化小委員会(http://www.jslh-sc.com/)の異型リンパ球判定基準などを見ることができるようになっています。当学会ではその小委員会の企画がほぼ終り、今後、「骨髄系の幼若細胞の判定基準」についてもUPの準備が進行していると伝え聞いているところです)

3.前回の見学者であったKMさんは欠席でしたが、9月の時点で自己研修に取り組むと仮定した「自己分析事項の分析結果」および「環境の自己分析結果」を基に、自己研修の見通しをどのように分析して今後の自己研修プログラムへ反映していくのかを具体的に説明しました(ご本人には、すでにメールで対策とスケジュール事項とをお伝えしてあります)。

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  3回(平成20年8月23日)

 APLで顆粒のかなり少ない例、ALL治療後の回復初期の骨髄像2例でした。

 そのほか、駅前塾のHP http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/user/health/blood/about002A.meeting-2008.6.htmlに列挙した実行可能な企画内容から参考図書の件および研修スケジュールの立て方(現状分析の方法)などを具体的に説明しました。

  2回 (平成20年7月19日)

 塾代表の中竹俊彦から前回(第1回)の経過報告です。

 第2回目の血液形態学駅前塾は10名の出席で、次第に賑やかになりつつあります。

1.会場および液晶プロジェクター借用費は、出席者の同意で分担して頂くということが今回の出席者全員に同意されました。会場とプロジェクター借用費は全員から各自500円を負担していただく、これが今後の基本線の第1に挙げられると思います。

2.今回示した内容は、

駅前塾のHP http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/user/health/blood/about002A.meeting-2008.6.htmlに列挙した実行可能な企画内容を具体的に説明しました。

 さらに、

3.会場の第2セミナー室から、山下洋介君のPCで無線のインターネット接続が可能になりました。

 そしてセミナー室から「中竹俊彦、駅前塾」で検索すると、この第2回駅前塾の開催案内が見られることや、臨床血液学研究室のHP、そこにあるパワーポイント(PPT)映像で示している「特殊染色法と解釈」などの解説資料も随時見ることが出来ます。

もう一つ、日本検査血液学会で、私が2年間関わって来た12名からなる標準化小委員会(http://www.jslh-sc.com/ )の赤血球像判定基準、さらに異型リンパ球判定基準、そして分節核球と杆状核球の判定実例なども教材として見ることができるようになりました。学会では今後、「骨髄系の幼若細胞の判定基準」についてもUPの準備が進行しているところです。

4.見学者もKT君(NTT)、KMさん(江戸川病院)、FHさん(賛育会)の3名が参加してきて、血液形態学駅前塾で出来る全ての自己研修の仕組みを紹介しました。

5.会場には、顕微鏡本体も同じタイプを2台設置し、一台は5人用のディスカッションです。顕微鏡画像もデジタルカメラで撮影でき、その場でPCに取り込んで、個人がUSBメモリーで持ち帰ることも可能になりました(血球の顕微鏡画像の持ち帰りを希望者する方々は、個人用のUSBメモリーをご持参いただくと、これからも可能です)。

 今後は、見学者などの中から、各自の経験レベルに応じた目標について、あるいは特定の希望テーマについても、個人的に「コーチを受ける」という熱意のある会員を募り、充実・満足度の高い「駅前塾」の発展が期待されるところです。

      (nakatake@kdt.biglobe.ne.jp ) アットマークは、メール送信では半角にしてください。

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  1回(平成20年6月第3(土)

1.会則(規約)の提案

2.「これまでの経緯」

付)企画趣意書の提案(平成20年3月吉日)

駅前塾企画発起人一同

 企 画 趣 意 書 (本文の記述内容は、未確定の部分についてこのHPへの掲載の都合上、正規の趣意書の表現を部分的に変更しています)

 血液検査の血液像や骨髄像の精査は、疾患の病態を明らかにするうえで、技術的な経験と適切な報告が重要です。

 ところが日常、骨髄像判読能力までを簡単に身につける機会は得にくいものです。卒前教育の臨地実習で検査現場に赴くと、血液像や骨髄像の読み方を「ちょっと覗く機会」はできます。しかしその反面、検査技術の自動化・合理化の技術は進む一方で、形態検査報告で実践的に役立つ学習も時間的・技能的に十分経験できません。また、就職後に血液検査室へ配属されてからは、新人は日常業務に早く慣れるようにという責任感で力を注ぎ、当然のことながら新人の若いエネルギーはそちらへ消費されます。

 結果的に、血液像から骨髄像までの経験を積むには、新人から各自が5年間10年間という年月を要します。

 そこで、現状に気づいた新人技師は、若いうちに血液形態学研修会へ熱心に参加して実力を養おうと努力をしています。

 1年目の初心者研修が終わると、2年目には中級者としての意識が当然芽生えてきます。

 ところが一方では、大規模病院、検診部門、検査センターなど施設の勤務体系・実情が、形態学の経験を積む機会に乏しく、経験できないうちに年数も経過して業務のローテーションや日当直、夜勤も割り当てられます。そうこうするうちに5年、10年と経ち、やがて配置転換で別の検査部門へ移動も起きてきます。

 これらと全く逆に、他部門での豊富な経験者が突然、血液検査へ「配置転換」される例もあります。

 このような医療社会の事情で、新人は業務の指示で研修を積む機会を待っていても、自分で納得できる技術・能力レベルまでの経験や上達が容易とは言えません。

 いま自分に必要な形態学を各自が経験することは、できるだけ自己研修意欲が旺盛な5年以内の早い時期につかむことが大切と考えられます。いわば「学会認定試験」などへの挑戦と似た、自己研修プログラムという類似点もあります。

 私達がボランティアとして構想する、この「駅前塾」の目的は、「いま、目前の標本をどう読むか」とか、一面では「駆け込み寺」のように、「その標本」に対する責任の達成や自己研修支援プログラムの実現を提供しようという塾です。

 自己研修意欲の旺盛な皆様が、懇切・丁寧な臨床検査技師会の定例的な研修会を待っていられない「今日的現実」に焦点を絞ります。従いまして、各地で臨床検査技師会が果たしている「広域的・多面的・一般的研修」の卒後教育ではなく、まさに血液形態学に目的を絞った自己研修の「支援プログラム」です。

 この「自己研修塾支援プログラム」に対し、ご希望の事項と状況が合えば入会して、今の自分の「現状分析結果」に対して必要なコーチを支援スタッフの誰かに受けて、検査データの付加価値を高める技能を発揮できるように、ご自分でつかめるまでご活用ください。皆さんの現状分析結果にコーチを割り付けますから、研修プログラムを相互で話し合って策定してください。私達、支援スタッフ(有償ボランティア)の仲間が、研修プログラムに沿って継続的に「形態学的な目覚め」を支え、応援していきたいと願って発足します。

 平成19年8月末から、定例会場を八王子駅前と吉祥寺駅前の2か所で9月以降にも開催に向けて検討しましたが、会場予約(確保)に関する条件の格差が大きく、八王子駅前塾でのスタートになりそうです。主催母体の駅前塾規約(会則)、企画内容、研修方法、費用等について、検討・準備中です。間もなくご案内いたします。

   (nakatake@kdt.biglobe.ne.jp ) アットマークは、メール送信では半角にしてください。

 

 上記のような「自己研修塾支援プログラム」に対し、現在ご希望の事項と当会の状況が合えば、入会して、今の自分の「現状分析結果(分析用紙があります)」に対して必要なコーチを支援スタッフの誰かに受けて、検査データ

の付加価値を高める技能を発揮できるように、ご自分でつかめるまでご活用ください。

 その具体的な方法として、皆さんの「個別の現状分析結果(自己の現状分析)」に対して、コーチを割り付けますから、コーチと研修プログラムを相互で話し合って実用的なものに策定してください。私達がコーチとなり、支援スタッ

フ(有償ボランティア)の仲間が、研修プログラムに沿って継続的に「形態学的な目覚め」を支え、技能達成への応援をしていきたいと願って発足します。

 主催母体である駅前塾規約(会則)、上記のような様々な企画内容、自己研修の方法、さらに個人的なコーチを希望される場合の費用(有償ボランティアへの謝礼負担)等について、ご案内いたします。

どうぞふるってスタッフを通じてご相談、ご参加ください。

 今後、この通称「駅前塾の開催状況」は、インターネットで「血液駅前塾」で検索すると出てきます。また、杏林大学臨床血液学研究室ホームページ

http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/user/health/blood/ からも「研究室について」をクリックして、「駅前塾のページ」から見ることが出来ます。

 見学希望・質問・要望・ご意見などは以下へメール送信してください。

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  (ご希望の場合は、頒布いたします)

質問や入手方法の問い合わせ   (nakatake@kdt.biglobe.ne.jp ) アットマークは、メール送信では半角にしてください。