中竹俊彦-2012)血液形態学・駅前塾(第37回以降の予告-2012.06.07更新.)  

「血液形態学の自己研修プログラム支援塾(通称・血液形態学駅前塾」からのご案内

 37回開催のご案内> 2012.06.30.:平成24年 06月 30日(土)開催

                                               (更新)平成24年 6月 7日 駅前塾企画発起人

 平成24年 06月 30日(土)、第学習室(11階)で、午後6時から8時までの開催予定です。

<経緯>「八王子市生涯学習センター:クリエイトホール)」へ移しました。

 (< http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kyoiku/gakushu/shogaigakusyu/11506/011511.html >所在地:〒192-0082 八王子市東町5-6 クリエイトホール 7階(事務局) 事務局の電話: 042-648-2231 ●場所は八王子駅・北口で、駅前通り(桑並木通り)の「ヨドバシ八王子店」の3つ北側のビル「八王子市生涯学習センター:クリエイトホールです。 案内情報は中竹 俊彦宛にご請求ください。

(以下のスペース右側には、予告資料の提示または、後日、経過報告として上記のPP資料などの掲載が提供者から了解を得られた後に、UPされる予定です。)

 37回の企画内容は、決定次第に以下に更新します。

第37回(2012.06.30)・駅前塾

企画名「                   」

 (開催会場では、パワーポイント資料で提示)

提示A(パワーポイント資料)

提示B(パワーポイント資料)

交信情報(II)を開いて見る

 場合によりPP資料が右スペースに提示されます(もしくは、都合によって、右の画面に[html資料]で胞画像を表示することもあります)

<更新情報>第37回から、以下のスペースには、パワーポイント資料の提示はしないことにして、次の準備ができ次第に文字情報を更新します:2012.06.07

平成24年 6月 7日更新)<更新情報>平成24年04月05日:新規パワーポイント資料(14ページ分(*)に更新しました。パワーポイントで提示した部分の画面をクリックすると、次画面が表示されます。*形態解析「新シリーズ」は、従来から懸案となっている要望項目の宿題テーマの解説シリーズで、継続中です。

<駅前塾・第37回(2012.06.030.)資料掲示>

 37回駅前塾(2012.06.30.)資料

 提示A 日本検査血液学会のHP上へ提唱された基準案  http://www.jslh-sc.com/

その提案から、

2)顆粒球系幼若細胞の分類基準 の解釈について、情報の共有をしていきます。

骨髄芽球(myeloblast)
直径::10〜15μm、N/C比:60〜80%程度、核の位置:やや中央に位置する、核クロマチン構造:網状繊細、核小体:あり、やや白みがかる。細胞質:青色、顆粒は認めない。

前骨髄球(promyelocyte)
直径::15〜20μm、N/C比:50〜70%程度、核の位置:偏在する、核クロマチン構造:繊細、骨髄芽球に比較しやや粗造、核小体:みとめることが多い、細胞質:青色、アズール顆粒(一次顆粒)を認める

骨髄球(myelocyte)

直径::12〜20μm、N/C比:30〜50%程度、核の形態:類円形、核クロマチン構造:粗造、核小体:なし、細胞質:特異顆粒(二次顆粒)を認める、青色が薄れ、アズール顆粒は残存しても良い。

後骨髄球(metamyelocyte)
直径::12〜18μm、N/C比:20〜40%程度、核の形態:陥凹を認める(ただし長径と短径の比は3:1未満)、核クロマチン構造:粗造一部塊状、核小体:なし、細胞質:ほとんどが特異顆粒で占められる

 この基準提案では、

1)大きさのμm表示があります。これは概数の表示であって、提案の作成時に実測した値ではなく、文献上の集約になっているのです。

2)N/C比をここでは面積の%表示にしています。この点は提案として細胞面積に対する核面積比率を意味していることになっています。N/Cに変換すると、細胞面積から核面積を差し引いた「細胞質面積」で「核面積(%表示)」を割り算して: 核面積が60〜80%=細胞質面積(40-20)なのでN/C1.5〜4に相当する、同様に、 50〜70%=N/C1.0〜2.3、 30〜50%=3/7:0.43〜1.0、 20〜40%=0.4〜0.66です。面積比(%)、N/Cのいずれの数値を表示しても、顕微鏡下で利用者がこれらの数値から具体的な核・細胞質比をイメージでき、その数値を細胞に照合できるのかは確定し難いのが現実です。

3)細胞の萎縮像は問題点にしていない:細胞面積の萎縮そのものは、細胞分類用語の範疇(範囲)に含まれない事項です。核の大きさ(面積)と濃さ(核内で相対的にクロマチンが多いと濃く染まる)について、クロマチンが多い細胞周期(分裂直前)の倍数性(4N)は、正常な後骨髄球にはありえないことですが問題にされていないのです。大きな核(4N相当)の、変形した核の形で後骨髄球に誤判定されていく場合を予測できます。その点を今後の議論で改善が期待できるかどうか。大きく、変形した核の後骨髄球を「提示された画像」から選別的に取り出し、問題点としてディスカッションしてみましょう。その結果、判定の一致率の低下(不一致率の高い点)に影響していると思われる要因を探り出せるか、観察力を確かめましょう。ヒントは「巨大後骨髄球の認識」への入り口です。

 今後のテーマ・タイトルなど予定欄 (2012.03.03.新年度へ向けて、以下の様に設定を修正・更新しました)。

 1.血球形態および表面形質の計測に基づく判読    2.血液・血流に影響する薬剤の情報

 <駅前塾幹事へ希望・要望など>→「修正・更新しました( nakatake@kdt.biglobe.ne.jp :各自のパソコン画面にメールソフトを先に立ち上げて、メールの宛先欄(アドレス部分)には、左に表示したnakatake・・・のアドレスをコピーして宛先欄へ入れてから、アットマークを半角に変更後に送信メール本文を記述し、送信してください) スパムメール対策としてこの様に更新しました

「ご希望・ご要望などを募集中」です。ご遠慮なくメールください。

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 以下は、終了した解説資料用等の提示用スペースです。(この下の部分にあった教材の案内は、新規掲示に伴い下方へ順次移動しています)

前回(第36回 平成24年4月28日)

  :解説内容は前回に続き、この症例の好中球減少症に関連する「好中球形態の微細な所見」の解読方法

(第35回:3月を順延し、平成24年4月7日) 

 1)No.35A新series・系統別細胞鑑別の問題点その2 好中球系 (2012.04.07.)

好中球減少症の骨髄精査」自己研修プログラム 担当:中竹 俊彦

 2)提示テーマへの会員からの応答 紹介〈中竹)

提示B.新シリーズ「血液・血流に影響する薬剤」

  1)No.35B 新薬について」 あの薬剤・その後を知っておきましょう(2) 担当:中竹 俊彦

 以前に肝臓がんの治療において、腫瘍に入る肝動脈分岐へエチルアルコールを送り込んで腫瘍部分を変性・壊死させる方法があったと、古い話題として提示しました。ところが、今でもその方法は、近年になって「注射用エチルアルコール」の製造販売の許可を得て保険収載され、治療法として残っているようです。

 また、血管の新生を阻害する治療薬も新規創薬でいくつか開発されて実用化され始めました。

 現在、がん治療のための新規創薬の発展が目覚しいのですが、モノクローナル抗体の開発当時にミサイル療法の概念とか抗がん剤を抗体に結合させて癌細胞の表面マーカーを狙って特定細胞へ取り込ませるなどの概念も出来ました。

 劇的な治療効果を期待されつつ、分子創薬で実用化される領域も限られているようです。ミサイル療法の概念を実現する免疫療法の例もでてきています。

(第34回:平成24年2月25日)の提示A.(PP資料)

1.血球形態・表面形質の計測に基づく判読(解説:中竹 俊彦)

特別テーマ解説 「Tregとは」:担当:高橋 良(杏林大学フロ−サイトメトリ−部門 

 Tリンパ球の概念は、時代とともに定義が変遷しています。この機会に整理し、認識を改めましょう。

2.新シリーズ「血液・血流に影響する薬剤」

1)No.34.「新薬について」(中竹 俊彦) あの薬剤・その後を知っておきましょう(1) 血小板の増加を期待できると思われた遺伝子工学の産物「TPO製剤」は、残念なことに中和抗体(注射後の免疫抗体)の産生で、開発が頓挫しました。しかし、巨核球の分化・増殖を刺激できる新しい薬剤の開発につながりました。TPOリセプターを刺激する方法が開発されたのです。ところが、時代は一気にiPS細胞の巨核球系幹細胞への分化・応用も進んで、京都大学グループが巨核球系を人工的にiPS細胞から作製し、血小板を大量に産生できるシステムを開発したというニュースが登場しました。

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<ここをクリックすると、質疑応答(Q&A)その(I)友人・N技師長/その(II)友人・J君との交信の例が表示されます >

  (ご希望の場合は、頒布いたします)

質問や入手方法の問い合わせ→「修正・更新しました( nakatake@kdt.biglobe.ne.jp     :メールソフトを先に立ち上げて、そのあて先欄(アドレス部分)には、コピーしてあて先欄へ入れてから、アットマークを半角に変更してください)スパムメール対策として更新しました