中竹俊彦-2012)血液形態学・駅前塾(第37回以降の予告-2012.06.07更新.) 「血液形態学の自己研修プログラム支援塾(通称・血液形態学駅前塾)」からのご案内 <第38回 終了しました> 2012.07.21.:平成24年 07月 21日(土)開催 (更新)平成24年 7月 4日 駅前塾企画発起人 平成24年 07月 21日(土)、第6学習室(11階)で、午後6時から8時までの開催予定です。 <経緯>「八王子市生涯学習センター:クリエイトホール(*)」へ移しました。 (*)< http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kyoiku/gakushu/shogaigakusyu/11506/011511.html >所在地:〒192-0082 八王子市東町5-6 クリエイトホール 7階(事務局) 事務局の電話: 042-648-2231 ●場所は八王子駅・北口で、駅前通り(桑並木通り)の「ヨドバシ八王子店」の3つ北側のビル「八王子市生涯学習センター:クリエイトホールです。 案内情報は中竹 俊彦宛にご請求ください。 (以下のスペース右側には、予告資料の提示または、後日、経過報告として上記のPP資料などの掲載が提供者から了解を得られた後に、UPされる予定です。) |
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第38回の企画内容です。 第38回(2012.07.21)・駅前塾 企画名 「基準案と画像 判読結果が一致しない形態判読の原因、その解説(その2)」 前回に引き続き、次段階へ向上するための問題点を解説し解決を促します。好中球系の骨髄球と後骨髄球の鑑別は、なぜ特定の細胞形態のとき一致率の低い状態になってしまうのでしょうか、その背景を幼若型で一つずつ吟味して解説していきます。 これからは、ほとんど悩む必要も無くなるのか、と問われるとすれば、研修すべき標本が適切でなければ、いつまでも悩みは尽きません。標本の、どこの部位の細胞を観察すべきかも、重要なポイントです。標本の出来が良いものを選びましょう。さらに、いかに良好な標本でも、細胞分布の状態が判読に適している場所は限られています。 (開催会場では、パワーポイント資料で提示) 提示A(パワーポイント資料) 提示B(パワーポイント資料)
場合によりPP資料が右スペースに提示されます(もしくは、都合によって、右の画面に[html資料]で胞画像を表示することもあります) |
<更新情報>第37回から、以下のスペースには、パワーポイント資料の提示はしないことにして、次の準備ができ次第に文字情報を更新します:2012.06.07
平成24年 6月 7日更新)<更新情報>平成24年04月05日:新規パワーポイント資料(14ページ分(*)に更新しました。パワーポイントで提示した部分の画面をクリックすると、次画面が表示されます。*形態解析「新シリーズ」は、従来から懸案となっている要望項目の宿題テーマの解説シリーズで、継続中です。 |
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<駅前塾・第38回(2012.07.21.)資料掲示> 第38回駅前塾(2012.07.21.)資料 提示A 日本検査血液学会のHP上へ提唱された基準案 http://www.jslh-sc.com/ その学会提案から、一致率の低い細胞は、皆さんの鑑別・判読でなぜそうなってしまうのか、その原因に迫ります。 提案も画像提示された細胞も問題ないのに、複数の判読者の判読一致率が低い理由があるのです。原因解明のヒントは、骨髄像の判読者が接眼ミクロメータを使いこなせていない、あるいは使う事の「有意義な面」に全く気づいていないからです。標本判読では、ミクロメータを常に使う必要はありません。一度だけでも使って、実際に計測する事の意味や鑑別点を経験すると、骨髄球と後骨髄球の鑑別で一致率は格段に向上することを解説します。計測すれば出来るというのではありません。計測の意義を知れば、次には瞬間的に正しく判読できる細胞が見えてくるのです。 形態は文字で書かれていれば情報を共有できるかというと、文字情報と形態は全く異なります。文字情報を読んでいるようでも全く認識されていないか、文字は認識できるが形態学的に理解されていない、理解は出来ているが観ている細胞に文字情報が合致しているか判断できない、客観的・かつ瞬間的な各人の判読基準が整っていないなど、様々な状態で「読める、読んだ、鑑別できる、鑑別できた」と各人が言う様に、そこには思い込み(誤解)があるのがこの時代になって判明したのです。 以下は、前回の再掲です。文面には全く問題が無いのです。しかし、実際に細胞、あるいは細胞画像を観たときに、文字情報が役立たない例があるのです。 2)顆粒球系幼若細胞の分類基準 の解釈について、次の段階(ステップ)へ向上する情報の共有をしていきます。 骨髄芽球(myeloblast)
前骨髄球(promyelocyte) 骨髄球(myelocyte) 直径::12〜20μm、N/C比:30〜50%程度、核の形態:類円形、核クロマチン構造:粗造、核小体:なし、細胞質:特異顆粒(二次顆粒)を認める、青色が薄れ、アズール顆粒は残存しても良い。 後骨髄球(metamyelocyte) |
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●今後のテーマ・タイトルなど予定欄 (2012.03.03.新年度へ向けて、以下の様に設定を修正・更新しました)。 1.血球形態および表面形質の計測に基づく判読 2.血液・血流に影響する薬剤の情報 ●<駅前塾幹事へ希望・要望など>→「修正・更新しました( nakatake@kdt.biglobe.ne.jp :各自のパソコン画面にメールソフトを先に立ち上げて、メールの宛先欄(アドレス部分)には、左に表示したnakatake・・・のアドレスをコピーして宛先欄へ入れてから、アットマークを半角に変更後に送信メール本文を記述し、送信してください) スパムメール対策としてこの様に更新しました」 「ご希望・ご要望などを募集中」です。ご遠慮なくメールください。 ==== ●以下は、終了した解説資料用等の提示用スペースです。(この下の部分にあった教材の案内は、新規掲示に伴い下方へ順次移動しています) 前回(第36回 平成24年4月28日) :解説内容は前回に続き、この症例の好中球減少症に関連する「好中球形態の微細な所見」の解読方法 (第35回:3月を順延し、平成24年4月7日) 1)No.35A「新series・系統別細胞鑑別の問題点その2 好中球系 (2012.04.07.) 「好中球減少症の骨髄精査」自己研修プログラム 担当:中竹 俊彦 2)提示テーマへの会員からの応答 紹介〈中竹) 提示B.新シリーズ「血液・血流に影響する薬剤」 1)No.35B 「新薬について」 あの薬剤・その後を知っておきましょう(2) 担当:中竹 俊彦 以前に肝臓がんの治療において、腫瘍に入る肝動脈分岐へエチルアルコールを送り込んで腫瘍部分を変性・壊死させる方法があったと、古い話題として提示しました。ところが、今でもその方法は、近年になって「注射用エチルアルコール」の製造販売の許可を得て保険収載され、治療法として残っているようです。 また、血管の新生を阻害する治療薬も新規創薬でいくつか開発されて実用化され始めました。 現在、がん治療のための新規創薬の発展が目覚しいのですが、モノクローナル抗体の開発当時にミサイル療法の概念とか抗がん剤を抗体に結合させて癌細胞の表面マーカーを狙って特定細胞へ取り込ませるなどの概念も出来ました。 劇的な治療効果を期待されつつ、分子創薬で実用化される領域も限られているようです。ミサイル療法の概念を実現する免疫療法の例もでてきています。 (第34回:平成24年2月25日)の提示A.(PP資料) 1.血球形態・表面形質の計測に基づく判読(解説:中竹 俊彦) 特別テーマ解説 「Tregとは」:担当:高橋 良(杏林大学フロ−サイトメトリ−部門 Tリンパ球の概念は、時代とともに定義が変遷しています。この機会に整理し、認識を改めましょう。 2.新シリーズ「血液・血流に影響する薬剤」 1)No.34.「新薬について」(中竹 俊彦) あの薬剤・その後を知っておきましょう(1) 血小板の増加を期待できると思われた遺伝子工学の産物「TPO製剤」は、残念なことに中和抗体(注射後の免疫抗体)の産生で、開発が頓挫しました。しかし、巨核球の分化・増殖を刺激できる新しい薬剤の開発につながりました。TPOリセプターを刺激する方法が開発されたのです。ところが、時代は一気にiPS細胞の巨核球系幹細胞への分化・応用も進んで、京都大学グループが巨核球系を人工的にiPS細胞から作製し、血小板を大量に産生できるシステムを開発したというニュースが登場しました。 ==== <ここをクリックすると、質疑応答(Q&A)その(I)友人・N技師長/その(II)友人・J君との交信の例が表示されます > (ご希望の場合は、頒布いたします) 質問や入手方法の問い合わせ→「修正・更新しました( nakatake@kdt.biglobe.ne.jp :メールソフトを先に立ち上げて、そのあて先欄(アドレス部分)には、コピーしてあて先欄へ入れてから、アットマークを半角に変更してください)スパムメール対策として更新しました」 |
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