サイト内検索 by Google  
  

| TOP | CONTENTS | INDEX | MAIL | Copyright (C) by Dept. of Clinical Hematology Kyorin Univ. School of Health Sciences All rights reserved.


造血マップ

	どのようにして血球は産生されているのでしょうか?少し復習をしてみませんか?

	造血の場
	骨髄での造血

造血の場

年齢

造血器

胎生初期
胎児の体内には血球の産生は無い。
2週〜
卵黄嚢で原始赤芽球(一次赤芽球)が産生され始める。
6週〜
肝臓で二次赤芽球が産生され始める。
7週〜
白血球の産生が始められる。
10〜12週
卵黄嚢での造血能は消失。結合織での造血の開始(脾臓・骨髄・リンパ系・肝臓での造血。〜20週齢まで)
〜出生2週
胎生期で肝臓で行われていた造血は消失する。
24週〜
盛んに造血が行われていた肝臓での造血の減衰。かわって骨髄での造血がメインとなり,出生後まで続く。
return


骨髄での造血

出生後の主たる造血は,骨髄で行われる。


新生児の[造血の場]は全身の骨組織であり,その大部分は造血が盛んなため[赤色髄]と呼ばれる。加齢に従い小児期でおこなわれていた大腿骨・上腕骨などの長管骨では造血を停止し,[脂肪髄(黄色髄)]へと移行する。造血のメインとなるのは胸骨・骨盤・肋骨・頭蓋骨などの扁平骨や推体である。骨髄穿刺を行う場合,胸骨や腸骨で行うのはこのためである。
return