中性緩衝ホルマリン
中性緩衝ホルマリン固定液とは
日常的固定液として一番( )れており,万能な※固定液である。pHの変化が少ないのでホルマリン色素の沈着が起こりにくく、組織の()に適している.しかしコストが高い.

固定には10〜20%
(ホルムアルデヒド濃度3.7〜7.4%)の濃度のものを用いる.

(※固定に適さない水溶性物質等の固定にも適応すると記載する参考書も存在する)

作製方法
10%の処方は原液:100ml+():4.4g+():25.8g+水で1リットルとする.また()で希釈しても作製することができる.
保存方法
未使用溶液は()ビンで保存する.
ホルムアルデヒドは酸化して()を生じ,酸性化する.酸性になると核の染色性の低下,ホルマリン色素の沈着をまねく.
禁止事項

組織片を長時間浸漬する.

→長期保存に適しているとはいっても,時間とともにpHは酸性に傾くので,標本作製を目的とした固定ならば時間は厳守しよう!
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