色素による膠原線維染色の原理
酸性色素の分子量(分散度)の差に基づく方法であり,分子量の小さい色素は密な組織に,分子量の大きい色素は粗な組織に吸着されることを利用している.
色素の分子量
ピクリン酸
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オレンジG
<
アゾカルミンG
<
酸性フクシン
<
アニリン青
密な組織を
線維,また粗な組織を
線維と考えて,染色法の中で最も大きい色素が膠原線維と結合し,その次に大きい色素が筋線維に結合すると考えると覚えやすいですよ.
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