クラミジアは細菌でもなくウイルスでもない中間的に位置する微生物である。代謝エネルギー生産系がなく、エネルギーを宿主細胞に依存する細胞偏性寄生性の特徴がある。
角結膜炎(トラコーマ)、非りん菌性尿道炎、封入体結膜炎、性病性リンパ肉芽腫症などを引き起こす。
○クラミジアのライフサイクル
クラミジアは標的となる細胞に宿ると、その感染細胞内において特徴的な感染 様式を示す。約48-72時間の周期で基本小体→中間型→網状体→中間型→基本小体の順に繰り返している。
ギムザ染色