ホルマリン色素
酸性化したホルマリンに長期浸漬することによって組織上に生じる黒褐色調の顆粒で、主に血管内や出血など赤血球の存在する場所に認められることが多い。この顆粒は固定液pH3.0-5.0になると著しく沈着してくる。
ホルマリン色素は溶液と溶液の混合液で消失させることができるので、消失によってホルマリン色素であることが証明できる。
血管

カルダゼウイッチ法

→アンモニア水5ml+70%エタノール95mlの混合液に脱パラフィンした標本を浸漬後、水洗する。

ベロケイ法

→水酸化カリウム1ml+80%エタノール100mlの混合液に脱パラフィンした標本を浸漬後、水洗する。
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