杏林大学大学院医学研究科共同研究施設フローサイトメトリー部門

フローサイトメトリー専門WEB SITE

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HELPとFAQ

このページでは日ごろ寄せられる代表的な質問・疑問に対する回答を掲載しています(FAQ)。このページでも不明な点がございましたら、FCMまでお問い合わせ下さい。

利用目的・測定試料

1.中央検査部では測定できない特殊な抗体をつかって,診断に利用したい

当部門での測定・実験は「研究」を対象とし,臨床・診断を目的とした用途には使用できません。 FCM部門は,測定にて得られた結果を臨床・診断に適用し,その結果生じる損害に対する一切の責任を負いません。

2.病原体感染試料を測定したい

病原体感染試料の測定は原則として受け付けていませんが,固定処理(グルタールアルデヒド等)などの感染防御処置を施した場合はこの限りではありません。実験開始前に具体的な防御処置について記載した所定の書類を提出してください。なお,使用後の処置は使用者の責任で行ってください。

3.測定試料の大きさの制限

大きさが直径70um未満の試料まで可能です。ただし,凝集してしまったサンプルは故障の原因になるので,あらかじめサンプルをセル・ストレーナー等で(FALCON #2235)凝集塊を除いて下さい。

登録について

1.フローサイトメーターを使用したい

FCMの教員に御相談下さい。その際,具体的な測定試料の内容や参考文献なども用意して下さい。登録申請書を提出後,FCM部門長より使用が許可されます。なお,FCMの使用は原則的にFCM登録料を支払った教室に限ります。

arrow_30.gif 登録申請書のダウンロードページ

2.登録料金の支払い方法について

登録料金はフローサイトメーターの保守料金に使用されます。登録料は年度開始時に講座研究費から移換で行います(用度・管財課によって自動的に行われます)。年度単位の登録になるので,中途登録の場合でも,登録料金は変わりません。年度末の場合は年度開始時まで登録を待っていただくか,年度末までの登録料金を支払っていただく必要があります。移換方法についてはFCMまでお問い合わせ下さい。

3.学外の大学(企業・その他)の方が使いたい

他の機関からの利用は学内のいずれかの部署との共同研究という形で受け入れます。なお,この場合の「共同研究」とは杏林学園が定める「杏林大学共同研究取扱いに関する規定」に基づくものです(医学部庶務課にお問い合わせ下さい)。また,共同研究者の学部登録教室の責任者の許可を必要とします。

4.大学院生が使いたい

大学院生が所属するの登録教室の責任者の許可を必要とします。

委託測定          

1.委託測定をしてほしい

FCM部門は共同研究施設という性格上,委託だけの測定は行っておりません。原則的に使用者自身で機器の操作を行っていただきます。そのため,委託測定は1,2回の使用や少数のサンプルの測定時のみ適応されます。なお,委託測定(測定〜結果出力)には別途技術料が必要です。また、フローサイトメトリーはその特性上、解析に高度な技術が要されます。委託測定によって得られたデータを発表するときは,測定・解析者を共同研究者として扱っていただきます。なお,フローサイトメトリーに関する情報(抗体・蛍光色素・染色方法)の提供は随時行っておりますので,お気軽に御相談下さい。 ※別途FCM登録料が必要です。

arrow_30.gif 委託測定申込書のダウンロードページ

2.ソーティングを依頼したい

委託測定によるソーティングは事前に教員との十分なdiscussionが必要です。

arrow_30.gif 利用規定をご覧下さい

3.染色をして欲しい

試料の購入・調整・染色の補助等などは一切行っておりません。そのため,FALCONチューブ等の消耗品,抗体等の試薬は各利用者が準備していただく必要があります。ただし,機器のランニングに必要な試薬はFCMで用意します(光軸調整用の蛍光ビーズ,シース液,次亜塩素酸ナトリウム水溶液)。実験で生じた廃棄物は全て持ち帰ることが原則です。

技術講習

1.技術講習をしてほしい

新規の使用者の初回基本講習は無料で行います。その際,あらかじめ機器の操作マニュアルをCLUB FCMにご登録後、WEBからダウンロードして御用意下さい。またビデオカメラなどを持参されて,一連の操作を撮影しておくとよいでしょう。以後の技術講習には別途講習料が必要です。 ※別途FCM登録料が必要です。

arrow_30.gif 技術講習申込書のダウンロードページ 

arrow_30.gif CLU FCM登録ページ

2.ソーティングの技術講習をしてほしい

別途講習料が必要です。機種はFACSAriaになります。

3.他の施設でフローサイトメーターを使いたいので,講習して欲しい

FCM部門所有機器の利用を目的としない講習会は,原則的に行っていません。

FCMサーバ

1.FCMサーバを使用したい

FCMでは測定したデータをすべてFCMサーバにバックアップしています。学内LANのコンピュータからFCMサーバに接続し,バックアップしたデータを得ることが可能です。所定の手続きを行えば,アクセスする権利が与えられます,ただし,サーバに保存されているデータに対する保証は完全には出来ませんので,測定後は各自でMOディスク(レーザーカラーシステムは640MB)にバックアップする必要があります。サーバに保存されているデータを登録ユーザー以外は閲覧することは出来ませんが,万が一不正なアクセスによってデータの盗用・削除が行われてもFCMでは一切の責任は負いませんので,ユーザーは,IDおよびパスワードの管理を徹底して下さい。なお,サーバに保存している期間は2年間を限度とし,以後は削除します。

2.サーバに接続できません

アドレスはhttp://fcm.kyorin-u.ac.jp/です。サーバへのアクセスは,学内LAN内に限定されます。インターネット経由ではアクセスできません。また,ブラウザはInternet Explorer 5以上のバージョンを使用して下さい。Apple Talk経由でAple ShareTCP/IPプロトコル経由でApple Share を利用してください

3.測定したデータがサーバにありません

測定データのFCM serverへのバックアップは,フローサイトメトリーのシャットダウン時(正確には,コンピュータのシャットダウン時)に半自動的に行われます(現在、FACSAriaはこのサービスは行っていません)。コンピュータのフリーズ等で正常にシャットダウンができなかった場合は,バックアップは行われません。再度コンピュータを立ち上げ,正常にシャットダウンを行う必要があります。マニュアル操作でサーバーへのデータのコピーは推奨しません。なお,データ保存後2年を経過しているもの,FACSデータに無関係なファイルは削除します。

フローサイトメーター関連

1.それぞれの機種の特徴を教えて下さい。

FACSCalibur:同時に4種類の蛍光色素を測定することが可能。
FACSAria:ソーティングができる。 同時に7種類の蛍光色素を測定することが可能。

2.どのよな蛍光色素が使用できますか?

励起波長と検出器のフィルター特性が合えば, 代表的な各蛍光色素が使用できます。詳細はFCMの教員に御相談下さい。

3.測定に必要な細胞数はどのくらいですか?

データとして取り込む細胞数にもよりますが,なれてくると1 x 105 個 / 500 uL程度の細胞濃度で30,000カウントできます。ただし,はじめて測定する場合は機器の設定を行うため最低1 x 106 個 / 500 uL程度の細胞が必要になります。さらに,マルチカラー解析(2種類以上の蛍光染色)の場合,1色ずつ染色した細胞も用意する必要があります(機器の蛍光補正:コンペンゼーション用)。

消耗品

1.必ず用意しなければならない消耗品を教えて下さい。

・フローサイトメトリー用FALCONチューブ(FALCON #2054等
・染色操作に必要なもの(抗体・洗浄液・マイクロピペット・ピペットチップ)
・FACSAriaの場合,セル・ストレーナー(FALCON #2235

2.どこで試薬を買うのか教えて下さい。

杏林学園に出入りしている業者経由で購入できます。判らない場合は,紹介いたします。

3.どのメーカーの抗体がよいのか教えて下さい。

一概にどこのメーカの抗体が良いかは言えませんが,専ら初めて抗体を購入する場合は参考文献で多く使用されている「クローン」を選択したほうが無難でしょう。そのクローンを扱うメーカーは,時には数社にも上る場合があります。この場合,フローサイトメトリー用試薬を販売しているメーカの製品を使用した場合,比較的安心して使用できると思います。試薬のカタログはFCMにもありますが,メーカーのホームページからも参照することができます。

Posted by fcm : 2007年10月16日 20:49