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今泉教授の論文がCell Reports誌に掲載されました

(2018.12.27)




山梨大・大塚先生、自治医大・加計先生、京大・森先生、埼玉大・中井先生らとの共同研究として、ELKSによる膵β細胞からのインスリン分泌制御機構について解析した論文が
Cell Reports誌に掲載されました。

概要
杏林大学医学部生化学教室の今泉美佳教授、山梨大学医学部生化学講座の大塚稔久教授らによる研究グループは、アクティブゾーンタンパク質ELKSがインスリンを膵β細胞から血管方向へ効率よく分泌させていることを見いだしました。さらに、糖尿病モデルマウスのβ細胞ではELKSの発現量が減少しており、ELKSによる調節機構の破綻によりインスリン分泌が低下していることがわかりました。本研究の発見はELKSを標的とした新たな糖尿病治療薬の開発につながる可能性があります。なお、この研究は自治医科大学、京都大学、埼玉大学、新潟大学との共同研究で行われました。

本研究成果のポイント

  1. アクティブゾーンタンパク質ELKSがインスリンを効率よく血管方向へ分泌させる分子機構を発見
  2. 糖尿病モデルマウスではELKSの減少によりインスリン分泌が低下していることを確認
  3. ELKSを標的とした新たな糖尿病治療薬の開発に期待

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