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教室紹介

教授・診療科長ご挨拶

時代が求める良き医師の育成

杏林大学医学部付属病院  細金 直文

教授・診療科長

細金 直文

杏林大学は“眞善美の探究”という建学の精神のもと1970年に医学部が開設されました。これは真実・真理を極めるために自ら進んで謙虚に学問を行い(“眞”)、高い倫理観とともに他人に優しく思いやりをもって人に尽くし(“善”)、美しい立派な風格のある人間に成長していく(“美”)ことを意味しております。このような理念のもと、杏林大学整形外科学教室は1970年河路渡先生が初代教授として開講致しました。その後、1992年には石井良章先生が2代目教授となり3代目に里見和彦教授、4代目に市村正一教授と引き継がれ、2020年には開講50周年を迎え、現在では160名を超える同門会員数になっております。

 

当院は多摩地域唯一の大学病院本院であり特定機能病院として、東京23区西部から多摩にかけて非常に人口の多いエリアを主な診療圏としております。当科の診療体制としては脊椎脊髄、膝関節、股関節、肩関節、骨軟部腫瘍、外傷の6つのグループでそれぞれ専門性の高い医療を行っております。脊椎脊髄グループでは側弯症(脊柱変形)や脊髄腫瘍などの難治症例の手術から最小侵襲手術まで手掛けており、各関節グループでは骨切り術や人工関節・靱帯再建・関節鏡手術などを多数行っております。また外傷グループでは、当大学の特色の一つである救命救急センターと連携し多発外傷や骨盤骨折などの重症外傷にも対応しております。特殊性が高く専門医の少ない骨軟部腫瘍に対しても手術から化学療法まで幅広く治療を行っております。このように当教室では整形外科一般的な疾患にとどまらず、より専門性の高い運動器疾患にも対応できる体制を築いております。

世界で最も高齢化が進んだ国の一つである本邦では今後、ますます運動器疾患の治療に対する需要は増えていくと予想されます。当教室では単に治療するだけでなく、建学の精神“眞”に基づき、臨床から得られた知見をもとに真実を探求すべく各種臨床研究を遂行し、また基礎研究室と共同しながら神経生理学や骨代謝学などの基礎研究にも取り組み、その成果を国内外に発信しております。このような活動を継続することで整形外科学の発展に少しでも寄与できればと考えて取り組んでおります。

 

当教室はさほど大きな組織ではありませんが、医局員のお互いが顔がわかり気心知れた関係で、目の行き届いた組織だと思います。患者さんにはもちろんのこと、教室員同士もお互いを思いやり相手の立場を尊重した“善”の精神を持つように心掛けております。人間関係を大切に次の世代を育成していくことも当教室の最も重要な役割のひとつで、一人でも多く“美”を持った医師を輩出できればと考えております。

 

整形外科内にとどまらず、大学全体の雰囲気も風通しがよく、他科や他職種との関係はとても良好です。また当院は東京都心から10数キロしか離れておらず、すぐ近くには井の頭公園やジブリ美術館もあり、また住みたい街として高い人気を誇る吉祥寺にも近いとても魅力的な地域にあります。このような恵まれた環境の中で、整形外科の道へ進むことを考えている研修医の先生方と一緒に学べることを楽しみにしております。

プロフィール

略歴

出身大学

慶應義塾大学医学部 平成9年卒業

 

最終学歴

慶應義塾大学大学院医学系研究科博士課程 平成15年卒業

 

留学経験

アメリカ ニューヨーク州 Hospital for Special Surgery (Scoliosis Service)平成18~19年

資格
  • 日本整形外科学会 整形外科専門医

  • 日本整形外科学会 認定脊椎脊髄病医

  • 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科指導医

所属学会
  • 日本整形外科学会(代議員)

  • 日本脊椎脊髄病学会(評議員)

  • 日本側弯症学会(評議員)

  • アメリカ側弯症学会(Scoliosis Research Society)

  • 日本成人脊柱変形学会(幹事)

  • 日本腰痛学会(評議員)

  • 日本脊髄障害医学会(評議員)

  • 東日本整形災害外科学会(理事)

  • 関東整形災害外科学会(幹事)

  • 日本MIST学会(理事)

  • 日本脊椎インストゥルメンテーション学会(評議員)

  • 日本骨・関節感染症学会(評議員)

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