医学物理学A

 物理学は基礎科学の重要な柱の1つとして、自然の仕組みの解明に大きな役割を果たしている。医学の分野でも物理法則に基づく新しい技術が数多く導入されてきており、医学を志す者においても、物理学を学習し物理法則についての理解を深めることは重要である。この科目では医学の分野に関連する題材に随時触れながら、物理学の基礎的知識を学習する。

教科書: 長岡洋介著「物理の基礎」東京教学社、 赤野松太郎他著「医歯系の物理学」東京教学社
参考書: 「ライフサイエンス物理学」広川書店


平成16年度講義予定

力学 

講義テーマ 講義内容
第1講 ガイダンス 物理学の構成
第2講 速度と加速度 位置、速度、加速度、運動の記述
第3講 運動の法則 慣性の法則、運動方程式、作用・反作用の法則
第4講 いろいろな運動(1) 落体の運動、放物運動
第5講 いろいろな運動(2) 単振動
第6講 いろいろな運動(3) 円運動
第7講 いろいろな運動(4) 抵抗力をうけた物体の運動
第8講 力学的エネルギー(1) 仕事、運動エネルギー
第9講 力学的エネルギー(2) ポテンシャルエネルギー
第10講 力学的エネルギー(3) エネルギー保存則
第11講 運動量 運動量と力積、2物体の運動、運動量保存則
第12講 角運動量 角運動量と回転運動、角運動量保存則
第13講 力学のまとめ これまでのまとめと補足、次の展開への準備



電磁気学

講義テーマ 講義内容
第1講 電磁気学(1) クーロンの法則と電場の定義
第2講 電磁気学(2) 導体の性質、コンデンサー
第3講 電磁気学(3) 電流の性質
第4講 電磁気学(4) 電流の作る磁場
第5講 電磁気学(5) ローレンツ力、電流に働く力
第6講 電磁気学(6) 電磁誘導の法則
第7講 電気回路(1) RC回路、電気振動
第8講 電気回路(2) 交流回路
第9講 現代物理学(1) 現代物理学のはじまり
第10講 現代物理学(2) 原子のモデル
第11講 現代物理学(3) 波動性と粒子性
第12講 代物理学(4) 量子力学



光学・振動・波動

講義テーマ 講義内容
第1講 光学(1) 反射・屈性の法則
第2講 光学(2) 鏡・レンズによる像の作図
第3講 光学(3) 結像公式
第4講 光学(4) 視力の補正、顕微鏡
第5講 弾性体(1) ひずみと応力
第6講 弾性体(2) 棒のたわみとねじれ
第7講 弾性体(3) 生体への応用
第8講 振動と波動(1) 単振動、縦波と横波
第9講 振動と波動(2) 正弦波、波動方程式
第10講 振動と波動(4) 重ね合わせの原理、フーリエ分解
第11講 振動と波動(5) ドップラー効果、超音波の利用