間質性膀胱炎の説明
間質性膀胱炎の症状
間質性膀胱炎の診断方法
間質性膀胱炎の治療方法

間質性膀胱炎(Interstitial Cystitis / Chronic Pelvic Pain)

間質性膀胱炎の説明と部位

●食事療法

酸性食品を減らし、コーヒー、紅茶、炭酸飲料、アルコール、香辛料等を避けることにより症状が緩和することがあります。

●内服治療

抗うつ剤:アミトリプチン、イミプラミン、選択的セロトニン再摂取抑制剤
効果:慢性的な症状による睡眠不足、不安の改善を計ります。

抗ヒスタミン剤:H1レセプター阻害剤(ヒドロキシジン・パモエイト)
効果:アレルギー症状を伴う患者に使用されます。ヒスタミンは肥満細胞より遊離し、痛みの惹起や血管拡張作用があります。これを抑えることにより症状の軽減がはかれると考えられています。しかし単独投与での効果は低く、また効果発現までに2~3ヶ月かかるといわれてます。

抗アレルギー剤:トシル酸スプラタスト
効果:最近、間質性膀胱炎に対する有効性が報告されている薬剤です。サイトカイン
産生を抑制し、炎症をおさえます。後述する水圧拡張療法との組み合わせでの効果が期待されます。

●水圧拡張療法

全身または腰椎麻酔下に行います。内視鏡下に生理食塩水を約80㎝水柱で注入し 3~5分膀胱を拡張します。このとき膀胱粘膜の点状出血や潰瘍を観察します。
効果:炎症によって繊維化し萎縮した膀胱を機械的に伸展させることにより膀胱容量の回復がはかれます。約 50~60%で症状の改善がみられますが 4~12ヶ月で再び症状が出現することがあります。この場合は他の内服薬を併用したり、再度水圧拡張を行います。

●膀胱内注入療法

DMSO (Dimethyl sulfoxide) 注入
効果:抗炎症作用、鎮痛、筋弛緩、肥満細胞の脱顆粒、コラーゲン分解などの作用があるとされています。30~40%の症例に効果があります。比較的長期間効果が持続した報告があります。50% DMSO を 50ml 膀胱へ注入し、10~20分排尿を我慢します。これを週1回、4~8週間継続し、これで効果が不十分なときは2週に1回、4~6ヶ月継続します。再燃時は再注入により効果が期待できます。

●ヘパリン注入

効果:抗炎症作用と粘膜表面の保護作用があります。約 50%で効果があったと報告されています。ヘパリン 1 万単位を 10ml の生理食塩水に溶かし膀胱内へ注入します。最初は連日から週3~4回、3~4ヶ月継続します。可能で有れば12ヶ月継続します。水圧拡張療法後の維持療法として期待されています。

●その他の治療

経皮的電気神経刺激や外科的手術(膀胱拡大術、膀胱摘除と尿路変向術)があります。後者は萎縮膀胱となった症例に行われることがあります。

◆ 関連項目
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