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平成22年度杏林学園入職式

それぞれの職場でさらなる飛躍を期待して

私は本日4月1日付けで学長に就任しましたので、本日、新入職員となられた皆さまと同じ心境かもしれません。
皆さまのなかには、杏林大学の卒業生の方もそうでない方もいらっしゃると思いますので、杏林という名の由来
を少しお話します。

杏林の名前の由来は中国の故事によります。中国の廬山にいた董奉(とうほう)という医師が、貧しい患者からは
治療代を受け取らず、その代わりに杏の苗を植えてもらい、それがいつしか杏の林になったことから、後世良医の
ことを杏林と呼ぶようになったそうです。
これが杏林の由来です。


杏林大学は1966年の短期大学設立にはじまり、1970年の医学部、その後保健学部、総合政策学部、外国語学部、
大学院3研究科が相次いで開設された総合大学であります。
その学びは人文科学系、社会科学系、自然科学系、医療系という多彩な領域に及んでいます。
キャンパスは2つに分かれていて武蔵野の面影を残す三鷹キャンパスには日本有数の規模の付属病院があり、
外来、入院患者含めると1日に約3千人の方がいらっしゃいますし、学生、教職員をあわせると非常に多くの方が生活
し、働いていることになります。
八王子キャンパスには学生教職員約4千人が在籍しています。

このように杏林学園は大学と病院からなる非常に大きな職場であります。
本学の建学の精神は真善美の探究です。
真とは真理を極め、謙虚な心で学ぶこと、善とはよき人格、人間性をよいものにする、美とは美しく生きる、誠実な
生活をするということになろうかと思います。本日入職された皆さんは、それぞれの心の中で、この建学の精神
について、どうめざしたらよいのか考えながら職務にあたっていただきたいと思います。
皆さんの若い力はこの学園の新しい活力となることは間違いありません。
それぞれの職場でさらに飛躍していただくためにも、健康に留意し、しっかり働かれるよう、皆さんの健闘を
期待しております。


2010.4.1 平成22年度杏林学園入職式より