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学位記を手に大きく羽ばたいてほしい

3月11日に東北地方を震源とした大震災と福島の原発事故は日本人の生活様式、生活態度、思考に大きく影響を
与えました。
私たちの多くは食の安全、電力に伴う問題等に直面し、大きな不安をかかえながら生活を送ってきました。
しかも、そういった事情の中で中国やスリランカをはじめ海外からいらした留学生の皆さんは、大きな不安をかかえ
て生活をされてきたと思います。そしてそれらを乗り越えて、今日の学位授与式で学位をとられたことに、心から
敬意を表したいと思います。本当におめでとうございます。
皆さんがいま手にされている学位記をご覧ください。博士、修士、学士とは単に表記されているのではなく、その
努力に対する結果を杏林大学が証明しているということなのです。学位記そのものは、国際的に通用するものです。
ですから、「学位を持っている」ということは世界的に評価をされるものなのです。

皆さんはその評価をされた学位記をもって大きく世界で活躍してください。その意味でも学位記は大きな力になる
のです。

2016年、杏林大学は創立50周年迎えます。皆さんが世界で羽ばたき、活躍する姿を、そのときにしっかり私たちに
見せてください。そして、皆で50周年を祝うことを心から期待しています。

今までの努力を讃え、今後の更なる発展を祈って式辞とします。


2011年9月15日 杏林大学9月卒業式 跡見裕学長 式辞