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医学部外科学教室杉山政則教授の最終講義

 医学部外科学教室(消化器・一般外科)杉山政則教授の最終講義が、3 月5 日、16 時から三鷹キャンパス大学院講堂で行われました。
 講義のテーマは「Academic surgeon をめざして」でした。杉山先生は日本の外科医の中で最も英文論文を発表してきた先生で、最終講義では先生が外科医を志した原点をはじめとして、40 歳代から始めた論文作成のきっかけに関するエピソードや膵胆道系疾患の診断・ 治療の開発、現在では教科書にも載っている膵管内乳頭腫瘍に悪性腫瘍が合併する可能性が高い事など、世界に先駆けた数々の研究成果を中心にご講演いただきました。
 また、随所に外科医としてのプロフェッショナリズムや外科医が持つべき姿勢についてなど、後進達への珠玉のメッセージがちりばめられ、医師自身の健康や外科医教育の大切さについても語りました。
 最後に、杉山先生の手術治療を受けた患者さんへ感謝の気持ちを表わし、講義は締めくくられました。最終講義を拝聴した医師、看護師、医学部生には大変心に残るメッセージとなりました。講義後に行われた花束贈呈は、涙あり笑いありの贈呈式となり、杉山先生が多方面の職種の人々から慕われてきた先生であったことを再認識させられました。

2018.03.17
外科学教室助教、消化器・一般外科医局長 橋本佳和