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7月15日に第8回グローバルセミナー「バングラデシュ・ソーシャルビジネスを通して見えたもの〜ムハマド・ユヌスの教え〜」を開催

 7月15日(火)、第8回グローバルセミナーが開催され、学生31名、教職員8名が参加しました。今年度第1回目となるグローバルセミナーには、バングラデシュのノーベル平和賞受賞者で、グラミン銀行の創設者であるムハマド・ユヌス教授のもとで働いた経験をもとに、ユヌス氏の提唱する「ソーシャルビジネス」の普及に努めている加藤桂衣氏をお招きしました。

 加藤氏は日本でビジネスコンサルタントとして勤務した後、ムハマド・ユヌス教授との出会いを通じて知った、社会の問題をビジネスにする「ソーシャルビジネス」をより学ぶため単身バングラデシュに渡り、ムハマド・ユヌス氏のもとで1年2ヶ月勤めました。現在はソーシャル・ビジネスの哲学や事例を伝える講演会や勉強会の開催やバングラデシュと日本との懸け橋となるコーディネーターとして活動し、更にバングラデシュの子供たちの為に学校教育を提供するための「バングラデシュスクールプロジェクト」等も手掛けています。

 講演で加藤氏は、ご自身の大学生時代や日本での社会人経験を振り返りながら、ムハマド・ユヌス教授との出会いやバングラデシュでのさまざまな経験、言葉の壁、文化、宗教、価値観等の違いについて実体験をもとに話しました。今世界が注目をする「ソーシャル・ビジネス」についてムハマド・ユヌス教授が提唱する貧しい人たちを救うための「無私の心から始まるビジネス=ソーシャル・ビジネス」について実例を交えながら分かりやすく説明しました。最後に加藤氏は、ユヌス教授が教えてくれた一番大切なこととして「What do you want to do?」、「あなたは何をしたいのかね?」という言葉を学生達に問いかけました。全てのアクションの始まりは、自分が何をしたいのかを知ることから始まり、それが分かったら「Idea, Action, Finance」の順に色々な物事を始めることができる。誰もが無限の可能性をもっているというユヌス教授の思想を、今回加藤氏を通じて学生達に伝えていただきました。

国際交流課
2014.7.17