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医学部で聖徳学園高校生が電子顕微鏡の体験講義・実習を行いました


11月25日(土)午後2時から5時30分まで、医学部解剖学教室(顕微解剖学)教員(川上速人教授他)と電子顕微鏡部門スタッフによる「電子顕微鏡体験実習」と題した体験講義・実習が、三鷹キャンパス基礎医学研究棟5階実習室及び地下1階電子顕微鏡室にて実施され、聖徳学園中学・高等学校の生徒15名、教員1名が参加しました。
まず始めに川上教授より、本日の実習で使用する電子顕微鏡<走査型電子顕微鏡(走査電顕、SEM)と透過型電子顕微鏡(透過電顕、TEM)>について、説明がありました。

 その後、2グループに分かれ、電子顕微鏡室にて「走査電顕の試料作製」と「走査電顕の観察」、「透過電顕の観察」を行いました。「走査電顕の試料作製」では、各自が持参したサンプル(毛髪、爪、落ち葉など)を走査電顕で観察できるように処理を行いました。「走査電顕の観察」では、各自が処理したサンプルを観察し、顕微鏡の操作と写真撮影を体験しました。「透過電顕の観察」では、電子顕微鏡室であらかじめ準備した肝臓や副腎のサンプルを観察し、顕微鏡の操作と写真撮影を体験しました。まとめの時間では、生徒一人ひとりから電子顕微鏡を実際に触れてみての感想を発表してもらいました。生徒からは「普段、触れられない機器に触れることができてよかった。」、「生物の授業で習ったコルジ体を絵や写真ではなく初めてちゃんと見ることができたので、とても楽しかった。」などの声が聞けました。

 最後に、川上教授より各生徒へ今回の修了証が手渡され、体験講義・実習は終了しました。

医学部解剖学教室(顕微解剖学)
電子顕微鏡部門 
高大接続推進室
2017.12.6


写真:生徒が処理・撮影した落ち葉の気孔(走査電顕、5000倍)

写真:生徒が処理・撮影した落ち葉の気孔(走査電顕、5000倍)